1年前の冬、綴る
いってらっしゃいの声が私の心に重くのしかかる
赤く点滅する一点の光が私の心を見透かしご立腹だ
仏頂面のパンダと目が合い瞬時に逸らす
螺旋階段を自分と掛け合わせ
隙間から落ちてしまいたい
ぶつかりそうなくらい細い道は
振り向かずに歩く
止まれ標識にも逆らい
意識もなしに左に曲がる
くそみたいな最低で最悪なのが目に飛び込んでくる
私を遮るように車が絶えず流れてゆく
行くなということか
そのまま足を踏み入れたらどうなるだろうか
気にせず歩いて行こう
嗚呼この世界から飛び出してしまいたい
ローファーを脱ぎ捨てて飛んでゆきたい
私のいない世界なんてなんの変わりもなくて