弾丸より花を(2022/05/09の記録)
これは5月11日付けでフェミニスト反戦レジスタンスのSNSに掲載された、5月9日の活動の報告のひとつ。とても小さな小説を読んでいるような気持ちになった。
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体調のせいで大掛かりなアクションに出ることができなかった、そんな力がなくって。
それに、人びとが自国のネオナチのかぎ十字で、記憶の日を傷つけるところを見る力もなかった。私は中庭へ出て、二時間しっかりと、固くなった芝生を小さなスコップで掘り返した、隣人の誰かがツォイの「変化」を聞いていた――わざとなのか、偶然なのか、私にはわからないけれど、そういうことになった。
その人も苦しかったのかもしれない。
こんなのはアクションでさえない、これは心の叫び。ひと月もすれば、墓に似たこの小さな耕作地には、野の花が育つだろう。だって花のほうが弾丸よりいいから。
ありがとう、意見を口にしてくれて。権力者たちにこう言いたい、「活動家たちを投獄しないで、花を植えろ」と。
(訳注:ロシア語では「投獄する」と「植える」が同じ動詞で表現される)