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【コミケ完全攻略】参加サークル必見!コミケで勝ちたいなら”導線”を作れ!

目次


はじめに(ご挨拶)

お忙しい中、記事をご覧くださり、ありがとうございます。

全年齢ADV制作サークル『STail』とサークル『COR ORDER』にて広報やマーケティング周りを担当しておりますりっちると申します。
(その他CLAYERというサークルの主宰や、10個のサークルで広報などをしております)

普段は、様々なインディーゲームサークルさんのお手伝いやアドバイザーとして広報周りや販売戦略周りの立案などをしております。

この度、はなださんよりお声がけいただき、
ゲ制クリエイターズアドベントカレンダー2024に参加させていただきましたので、来週に迫る冬コミ(C105)を目前に、今からでも間に合う冬コミで戦うためのコツを皆様にお伝えできればと思います。

いよいよ残り2日となった本企画!ぜひ下記より他の参加者の皆様の記事もご覧くださいませ。
https://sticky-parsnip-124.notion.site/adventcalendar2024

普段こういった記事を書いたことがあまりないので、不慣れな拙い文章かと思いますがどうぞよろしくお願いいたします。

それではさっそく…!

今回の記事のゴール

今回の記事を読むことで
・1部でも多く売るための簡単なコツを知ることができる
・コミケのブース設営において、大事なポイントがわかる

上記について知ることができますので、
ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。


コミケで勝ちたいなら導線を作れ!

皆様は普段コミケで頒布する際に、『イメトレ』はされていますでしょうか?
私は必ずブース設営を考えるタイミングで、『導線』を考えるようにしています。

導線を作ることで、気になっている人が立ち寄ってくれるようになったり、実際に頒布物を手に取っていただける確率が大幅に上がります。
(実際に導線を意識してからは、コミケで赤字を出すことはありませんでし
た)

実際にどんなことを考えているのか?

私が、導線を考える上で意識してみている点は以下の通りです。

①実際の通路を通った時に、どのタイミングで自分のサークルのポスターや惹きに目がいくのか?
②目を惹いてから、ブースを見て実際に何があるのか理解するのに、何秒かかるのか?
③立ち止まってくれた人が迷っている時に背中を押せるようなポイントがあるか?


最低限この3つを意識することで、経験上4~5割ほど売上は変わってきました。順番に解説していきます。

①実際の通路を通った時に、どのタイミングで自分のサークルのポスターや惹きに目がいくのか?

たくさんの人が行き交うコミケ会場において、
実際に見て回ってみたときに、何が惹きになるか?を考えることは非常に重要です。

東京ゲームダンジョンや、デジゲー博のように、『1つ1つのサークルに足を止めて見ていく』 イベントであれば、そこまで意識する必要はあまりないのですが、コミケにおいては1つ1つのサークルに掛ける時間はほんの数秒です。
その数秒で、通行する人々の興味を惹くことができるかどうかで、勝負の8割は決まってしまいます。
どんなにSNSで発信しても、どんなに面白いものを作っても、コミケ会場で目に留まらなければ意味がありません。

極端な例ですが99%の人があなた以外のサークルを目的にコミケを訪れている、と考えてみましょう。
その人たちを相手に、あなたの作品を届けなければならないとなった時、あなたが使える武器はたった2つです。
それは、

タペストリー(ポスター)とブースデザインです。

人混みの中、大きなポスターだけが足を止める、興味を惹くことができる一番の惹きになります。

特にADVは、「キャラ」に作り手の「好き」が乗りやすいコンテンツです。だからこそ、キャラを全面に出してポスターは最高の惹きになります。

ぜひ、まだポスターに悩んでいる方がいれば「ポスターで惹きを作る。」を意識してみてください。

②目を惹いてから、ブースを見て実際に何があるのか理解するのに、何秒かかるのか?

ポスターで無事目を惹くことができたら次に考えなければならないのは、そのブースが何を売っていて、どういうものをやっているのかを理解するのにかかる時間を見極めることです。

コミケでは人は川のように『流れ』を形成しています。
その場で立ち止まってしまっては、大変危険で、流れに身を任せることになります。
つまり、目を惹いたとしてもそのブースに何があるかわからなければ、そのままいなくなってしまいます。
これは大きな機会損失になってしまいます。
だからこそ、短い時間で何があるか理解できるというのが非常に大事になっていきます。

目安として3秒を意識してみましょう。
例えば、ポスターを見て、ブースを見て、「純愛モノのADVを売っている」まで理解できたら大勝利です。そこで足を止めないならば、興味がないだけなので。
もちろん、ここまでわかってくれたら興味があれば足を止めてくれるだろうという基準は皆様の中で考えていただく必要はありますが…。
※実際の手法については、この後の項目で解説いたします。

・通りかかる人の気持ちになろう!

(記事構成の敗北…。ごめんなさい!この後解説する③の内容になります。。。。)

③立ち止まってくれた人が迷っている時に背中を押せるようなポイントがあるか?

さて、せっかくなので皆さんに質問です。
立ち止まってくれた(興味を持ってくれた)人が、実際に買うまでに考えることは何でしょうか?





もちろん正解は1つではございませんが、ここでは代表してこの3つをあげさせていただきます。
・価格
・商品内容
・利便性(持ち運びのしやすさなど)

この中でコミケにおいて、融通ができるポイントが2つあります。

もちろん、自分たちの作品の内容を曲げることはできません。そこを曲げてしまっては意味がないです。

この場合、価格と利便性に着目します。
購入をためらう理由で多いのは実は、
・持ち運びしづらい
・価格が高い
・お釣りのやり取りが面倒

といった理由が割と多かったりします。
※興味がない、あまり刺さらなかった、というのは本来得られる顧客ではないので除外しています。

これらの理由で、せっかく興味を持ってくれた人を逃してしまうのはもったいない!!!

ほんとに損!!!

じゃあどうすればいいのか?
答えはシンプルに、『お得感』を生み出すことが大事です。
コミケは「新たな作品」と出会う場所、新たな推しと出会う場所です。
『たまたま通りかかったサークルで、面白そうな作品をお得に手に入れた!』というエピソードは非常に強いです。

たとえば、「ゲーム本編」だけではなく、グッズとセットで●●円!
これだけでもだいぶ効果があります。
相手目線で何を買えばいいのかわからないので、わかりやすいセットがあると嬉しい!

購入でバッグやクリアファイルをつける(持ち運びしやすくする)
⇒持ち運びしやすくて他のサークルのものも入れられてラッキー!

このようにユーザー目線、相手目線で+αのニーズ(需要)or要望を考えるだけで、機会損失を防ぐことができたりします。

ここまでの①~③の一連の流れをあらかじめ考えておくことで、スムーズな対応ができると共に、機会損失をなるべく0にして、コミケに臨むことができるようになるのです。

実際にこれを意識してから私の参加しているサークルでは、「私たちのサークルを目的に来ている人(ファン)」は1割で、およそ9割が『通りかかった人たち』でした。(前まではほぼこの1割のファンだけでした…)

①~③を通して一番大事なのは、
いかにユーザー目線で物事を考えることができるか?
これに尽きるわけです。


”惹き”は作れる!

さて、ここまで読んで、こう疑問に感じている方もいらっしゃるかもしれません。

『目を止めてもらった後、3秒で興味引くってどうやってやればええねん!』

答えは『ブース設営』です。

先ほど、人の流れについてお話をしました。
あなたの机の真ん前を通る人もいますが、通路の真ん中や反対側を歩く人が6割です。
6割の人、遠くの人でもわかるようにするにはどうすればいいでしょうか?

私は高さを作ることだと考えています。

机に商品を並べるだけでは、遠くからは見ることができません。
ですが、実際に縦に、みせればどうでしょうか?
遠くからもチラッと見ることができます。

ここで皆様に1つデータを共有します。
これはC102で参加した知り合いのサークルにご協力いただき、実際にたまたま通りかかって買ってくれた方がどれくらいいたか、をカウントしてもらった時のデータになります。

実際にサークルのパワーやクリエイティブの力もあるので、参考程度になりますが、やはり、惹きのあるサークルとそうではないサークルでは一目瞭然の違いはありそうです。(深くは触れません)

ぜひ、私たちとユーザーの目を惹くためにも、高さを意識したブース設営、一緒に始めてみませんか?

C103のサークルSTailのブース
C102のサークルSTailと当時コラボしていたサークルのブース

まとめ

・コミケで1人でも多くの人に手に取ってもらうためにはユーザー目線になってどう見えるかを考えることが大事!

・ブース設営は、高さを付けることで遠くの人も視認しやすくすることが大事!

さいごに

ここまでご覧いただきありがとうございました。
今回お話した内容は私の経験ベースのお話でしたが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
ぜひご意見ご感想、Xなどでお待ちしております。
(鬼エゴサします)

最後に宣伝ですが、
私は普段インディーゲームやVtuberさん、イラストレーターさんのSNS広報周りのお手伝いなどをしております。

作業通話しながら雑談ベースで相談に乗ったり、マーケティング目線の考え方などのお話をしたりしているので、もし興味ある方いましたら是非1度お話しましょう!

下記は私のディスコードです!
ritsuchiru
どうぞお気軽に連絡くださいませ!

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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