アヤシク思ってた夢コンサートが、、、
「さんまとマツコ」で、石田社長と保科友里さんが
出てるのを見た。
石田社長がいじられながらも、
「マツコさん、コンサート出てくださいっ…」と、
しっかりオファー。凄いな、ボーッとみせといて、
さすがやり手だわ。
もちろんマツコさんも、コンサートのアガリ
みんなあたしもらっちゃうわよ、なんて
ウマイ返しでやんわり断ってたけど。
ちょうどタイミングを同じくして、新聞に、
夢コンサートの折込チラシが入ってきた。
前々から、夢グループのディープなテレビCMや
折込通販チラシを見るたび、高年齢層向けの、
よくあるビジネスモデルだと思っていた。
どうせコンサートも通販の客寄せ、大したことは
ないんだろうな。
でも、葛城ユキの「ボヘミアン」一曲でも、生で
聴けたら、ま、いっか、ぐらいの気持ちで、
あまり考えずにチケット買ってみた。
実態をこの目で見てみたかったのもあるし。
警戒しながら会場入りすると、むしろ物販は少。
あれれ、と思ってトイレなんか行ってるそばから、
時間ピッタリに始まった。
ん? あれ? なんか楽しいぞ??
世代的にはちょっと上の曲だけど、ドリフの
「全員集合」育ちゆえか、ほとんど唄える…。
いやもう詰め込んで50曲ほど、休憩わずか10分、
女性はトイレヤバいでしょ?ぐらいの充実ぶり。
どうも、思ってたのと、違う。
アコギにやるなら休憩長くして、おもいっきり
物販するはずだし…。
でも肝心の葛城ユキさんが、いない。
はじまってすぐ、全員での顔見せにもおらず、
ああ、闘病中とのことだから、具合が悪くて
お休みだと思ってた。
まぁそれはさておき、さすがは一世を風靡した
歌い手のステージ、斜に構えていた私も、
はからずも感動していた。
おりも政夫さんの流暢な司会、
高道さんの歌唱力、保科友里さんのアカペラ、
そして懐かしの曲を歌われる素晴らしい方々に、
時間を忘れ盛り上がり、充分モトはとった、と、
満足していた。
そして、フィナーレまえに石田社長が登場。
マツコさんの番組でも社長歌うって言ってたし、
挨拶もかねて、一曲歌って終わりかなと思ったら、
何か様子が違う。
え、葛城ユキさん、出てくるの?
移動ベッドに体を横たえ、それでも力一杯の
「ローズ」。泣けたよ。
そんな体なのに、皆に感謝し、
「悔いはない、幸せだった」なんて。
具合の悪い人をステージに上げる是非はあれど、
本人が希望したのならそれを叶えるのもアリ?
心からそう思えた。
歌っているときは、みなさん幸せに見えたもの。
通販のポンコツな感じ(失礼)とは違い、ホントに
歌い手とお客様、そして何より「唄」好きな
自分のために、誠心誠意ステージを作り上げて
いるんですね、社長。
その心意気、伝わりましたよ!
それに、よく見るとそもそも高道さん、
出演予定になかったですよね。
2022年6月17日、まもなく建て替えられる
千葉市民会館での、このかけがえのない時間を、
生涯、忘れません。
追記 葛城ユキさん、6月27日に
亡くなられました。
最後の歌を、ありがとう。
想いはしっかり受け止めました。
どうぞ安らかに。