おむすびに込められた和の叡智
最近、仕事の小休憩のためにおむすびを自分で作って持って行くようになりました。
ところがある日、そのおむすびを忘れてしまい、コンビニでおむすびを買って食べることに。
一口、食べて「アレっ?」
「軽い」と感じたのです。
もぐもぐ噛んでいるので、確実にご飯を食べているのですが・・・
なんだか「空虚」
お腹は満たされているはずなのに、何かもの足りない。
これってなんなんだろう?
その時はわからなかったのですが、次の日、自作のおむすびを食べて、その違いがわかりました。
ギュギュっと詰まったエネルギー、食べた瞬間の充実感。
それは、単なる味や栄養だけでなく、「エネルギー(氣)!」と思ったのです。
言霊学的「むすひ」
言霊学では、「むすひ」は「産霊」とも書きます。生命や存在を生み出し、結びつける神秘的な力を表します。
「むすひ」という言葉には、それを構成する音に深い意味が込められていて
「む」:目に見えない可能性が芽吹き、形を成そうとする力。
「す」:その形を進化させ、調和させる働き。
「ひ」:生命の光、魂の輝き、神聖なエネルギー。
これらが合わさった「むすひ」は、宇宙や自然、人々を結びつけ、調和へと導く力を象徴しています。
おむすびに込められた「むすひ」の力
おむすびを握る行為そのものが、「むすひ」の力を表しています。
ご飯粒を結ぶ
無数の米粒を一つにまとめる行為は、見えないものを結び形を成す「むすひ」の象徴です。エネルギーを込める
自分の手で握ることで、作り手の氣(エネルギー)がご飯に宿ります。自然の恵みである米と人の氣が結びつき、命のエネルギーが込められるのです。横と縦の結び
1と2から横には米粒同士の結びつき、縦には物質(米)とエネルギー(氣)の結びつきがあります。この両方を一つにするのがむすびの本質。
日本の叡智としてのおむすび
おむすびという食文化がある日本。それ自体が、「むすひ」の力を生活に取り入れている証です。
「おにぎり」とも呼ばれるこの食べ物は、手で握ることで形を与え、自然と人間、さらには宇宙のエネルギーを結びつけています。そこには日本人が持つ独自の精神性や自然との調和、言霊の力が宿っています。
日本語には「むすひ」という深い概念があり、それが食文化にまで反映されていることに気づいたとき、改めて日本の叡智の素晴らしさを感じました。日本、すごくない?
日本の食文化、そして日本語の言霊の持つ力に触れることで、私たちはただ食べ物をいただくだけでなく、命やエネルギー、そして自然とのつながりを深く味わうことができるのです。
おむすびに込められた日本の叡智を感じながら、豊かな毎日を過ごしてみると、さらに豊かで幸せになる氣がしませんか?
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