【REAL-T】 ユニークなサンプリング集 【日本語ラップ】
アンパンマン a.k.a. 闘う餡菓子
アンパンマンマーチ
そうさ おそれないで みんなのために
愛と 勇気だけが 友達さ
日本で育ったなら誰もが知っている曲。子供向けの歌だと思われがちだが、改めて聞くとめちゃくちゃメッセージ性がある。闘う男の覚悟の歌である。
目の詳細
ミナミ クロムハーツの絨毯座り
友達なら愛 そして勇気
個人的にすごい好きな曲で、REAL-Tの魅力が詰まった曲。
”闘い刺すもんあったら十分”などゾッとするような怖いパンチラインもありながら、言葉選びや言い回しにセンスのあるREAL-Tの遊び心がある。
THE BLUE HEARTS
ブルーハーツは1980年後半から1990年前半にかけて活動していた伝説のロックバンド。Kohhや般若などをはじめとした数多くのラッパーにもサンプリングされており、日本語ラップ界にも影響を与えている。
リンダリンダ
ドブネズミみたいに美しくなりたい 写真には映らない美しさがあるから
リンダリンダリンダ リンダリンダリンダ
リンダリンダリンダ リンダリンダリンダ
あなたが人間ならば、この曲を聴いて絶対に何か感じるものがあるはず。甲本ヒロトの心の叫び。
ZIDAN ZIDAN
リンダリンダリンダリンダ 目の前の事やるかやらんか
ここまで色んな事があった なにわともあれ無事でよかった
ZIDANとは元フランスサッカー界の至宝、ジネディーヌ・ジダンのことではなく示談のことである。人間味のあるREAL-Tが見れる曲。
TRAIN-TRAIN
弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく
その音が響きわたれば ブルースは加速していく
『聖者になんてなれないよ だけど生きてる方がいい』というブルーハーツの哲学が象徴されたような歌詞が素敵。作詞作曲はギタリストのマーシー、田代じゃない。
SPOKES PERSON
衒いの無い彼はあの頃のまま 血汗涙を意味する今
火に油を注ぎ水と油 再び加速するんだブルースが
ブルースという音楽はアメリカでマイノリティーであった黒人による、差別の苦しみの中で生まれた音楽である。REAL-Tの出身地である大阪生野区は韓国にルーツを持った人が多く、そのコリアンタウンの歴史は結構強烈で明るいものではない。なんとなくだが『アメリカにおけるアフリカにルーツを持つ黒人の存在』と、『日本における韓国にルーツを持つ在日韓国人の存在』は似ている気がする。ヒップホップ・ラップもマイノリティーによる反逆の音楽という側面もある。
夢
あれも欲しい これも欲しい
もっと欲しい もっともっと欲しい
フジテレビのドラマ『人に優しく』の主題歌にも起用された曲。いい意味での『若さ、青さ』みたいなのを感じる曲である。
INSPIRATION (feat. 漢 a.k.a. GAMI )
攻撃係の人が言ってた あの時は俺が弱かったって
福沢諭吉をMore&more でも欲しいよあれもこれも
SLANG
自由に気付かず 自由が欲しい
あいつの口癖 あれが欲しい
REAL-Tの曲はブルーハーツの曲とは違い、『あれもこれも欲しい』という人間のキリのない欲求みたいなものを否定的に見ているリリックが多い。
エルヴィス・プレスリー
Blue Suede Shoes(Carl Lee Perkins)
Well, it's one for the money Two for the show
Three to get ready Now go, cat, go
『One for the money Two for the show(第一にマネー、その次にショーのため)』というのは洋楽、邦楽、音楽のジャンル問わず、おそらく何億回も擦られている定番の常套句である。『何よりもまずはお金を稼ぐことだ』といういかにもアメリカっぽい成り上がりの精神である(悪い意味ではない)。
SPOKES PERSON
One For The Brother Two For The Money
器量を持って関わっていたい
REAL-Tの場合直訳すると『第一に兄弟(仲間)、その次にマネーのため』である。仲間想いなREAL-T。彼はこういう熱い言葉をさらっと歌う。
RYKEYDADDYDIRTY
マイ・マインド
不動産屋のクソジジイめ 売りつけてやろうか てめえにもガンコロ
*ガンコロ=覚醒剤
この曲は覚醒剤売人時代の苦悩や心の迷いを歌ったRYKEYの名曲である。ミュージックビデオ出してほしかった。関係ないがRYKEYのMVでのボディーランゲージはいつもめっちゃかっこいい。
REAL AIR LINE( RYKEY feat. REAL-T )
必ず帰ってくる因果応報 売りつけてやったよ てめえにもガンコロ
この曲を聴くと『REAL-Tめちゃくちゃかっけえな!』ってなる。REAL-Tの仲間たちが初めてこの曲を聞いたときのリアクションが気になるくらいの、濁りのない真っ直ぐな仲間への愛。
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