「熊野リベンジ！紀伊半島一周の旅へ」その１ 久居グリーンホテルの夜明け
【３年ぶりに熊野へ】
令和７年の年始、クレソン後輩（頭と顔は良いのにヒョロヒョロの後輩、モヤシからクレソンに進化）の希望で紀伊半島を旅することになった。
熊野は以前、恋の病に苦しむ後輩と旅したが予想を上回る感動の連続でとても良かった。
３年前の珍道中「『恋の病』を治すために『熊野』へ」は以下のリンクにまとめてあるので興味がある方、また熊野や和歌山県を旅したいなぁと思う方はご覧いただきたい。
本年は３年前に行きたくても行けなかった場所に赴きたい。特に断念してしまった花の窟神社、神倉神社にはお参りしたい。
そう思って「熊野リベンジ」の旅が始まった。
名古屋駅でクレソン後輩と合流。
２日のうちに三重県へ移動し、津市で一泊。
３日は、三重県立熊野古道センター→鬼ヶ城→花の窟神社→熊野速玉大社→神倉神社→浮島の森→熊野本宮大社→大斎原→仙人風呂→国民宿舎あらふねで一泊
４日は、熊野那智大社→太地町→和歌山市へ移動してグリーンコーナー→奈良へ抜けて大神神社→等彌神社→京都駅
このような紀伊半島大回転ルートを考えた。
【君の赤い車で三重に行こう♫】
令和７年１月２日の２２時、名古屋駅に赤いヤリスクロスが待っていた。
ドヤ顔のクレソン後輩に乗せてもらうと旅はスタート。
とにかく本日中に三重県の津市に入り、３日、４日と存分に紀伊半島を巡るのだ。
夜も更けてゆく中、名古屋から三重への高速道路はそこそこ車が走っている。
夜だからやけに速度が速く見えて仕方がない((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
街の光が少なくなってくると、満天の星空が広がっていた。
星空の下、夜風を受けて赤いヤリスクロスはビュンビュン走る。
目指すは津市の久居グリーンホテルだ。
【すごいぞ！久居グリーンホテル】
１時間半ほど走って、久居グリーンホテルに到着。
夜遅くということもあり、駐車場は結構埋まっていた。
このホテル、非常に安い割に朝食もついてくるからすごい！
壁は薄いため隣の音は少々聞こえたが、それでも快適だ。
積もる話もあるためクレソン後輩とあれやこれや話していると、時計は既に午前２時前だった。
「こりゃいかん！！」
少し寝不足だが、朝７時に起きることを約束して床についたのであった。
【不快なアラームと頑強に抵抗する後輩】
温かい部屋で寝ているとメロディのようなアラームのような不快な音が鳴り響いた。
時計を見ると午前６時３０分！起床の約束より３０分早いじゃないか！
鳴っているのはクレソン後輩のアラームで、見ているとポチポチ操作して消して二度寝を開始した。なんだそりゃ、こっちは完全に目が覚めたじゃないか。
身支度をしながらなんとなくテレビをつけてみた。
NHK教育の「みいつけた!」が放送されていた。サボさんは知っていたが、自立可動式のタチコマみたいな椅子が動き回っていた。
スケートリンクのようにスイスイ動き回る椅子。なぜだか目は離せないが、恐怖は高まっていく。
外は夜明けだ。
陸上自衛隊の久居駐屯地が夜明けに染まっていく。なんとも神々しい。
こちらも目を離せずにじーっと見ている。
そんなこんなで約束の午前７時、クレソン後輩は人をアラームで起こしておきながらグーグー寝ている。
そういえばこの人は朝に弱く、起こそうとするといつも頑強に抵抗してくる。社会人として朝から仕事をしているのに、何故こうなのだろうか。
むにゃむにゃ言っている後輩を、抵抗を受けながら叩き起こし朝食会場へ行く。
【松阪牛も食べられる素敵な朝食】
朝食会場はお茶漬けが売りのようだった。
ただのお茶漬けではない。なんと松阪牛を少量ではあるがいただくことができるのだ。
ごきげんな朝食
奈良漬や鮭などご飯が進む具も豊富だが、なんといっても小鉢に入った松阪牛。美味しいだけでなく、もはやありがたい。
もうお正月気分はマシマシである。
【久居八幡宮の神職 山中フローリアン氏】
久居グリーンホテル近くの久居八幡宮には山中フローリアン氏という神職がおられ、なんとオーストリア出身で外国人初の神職だという。
実は令和６年１１月にご縁をいただき、久居八幡宮でお話をさせていただいたばかりだった。
皇學館大學TVにインタビュー映像があったので拝借。
本当は参拝しご挨拶したいが、クレソン後輩の寝坊で時間がタイトになったのと、お正月に訪問してもお忙しいだろうから断念。
一路、三重県立熊野古道センターを目指し出発した。
その２へ続く
【後輩の頻尿メーター】
⚫️◯◯◯◯◯◯◯◯◯ １／１０
これからが本当の地獄