見出し画像

なんとも怪しい伊豆半島の旅(後編)



【前編までのあらすじ】


歌とダンスが上手いのに、辻政信を真似て丸メガネをしたり、書きなぐりのような「人権うさぎ」という酷い作品をコミケで完売したりして、「情操教育の失敗作」と呼ばれ畏れられた伝説の後輩。
彼が住む静岡県で久しぶりに会うことになった際、一緒に伊豆半島でも行ってみるかという話になった。ロックマンXのBGMに乗って、三嶋大社→大瀬神社(引手力命神社)と巡ってきた。

【大瀬崎から望む大海原と富士山】



大瀬神社から海を望むと、遥かに富士山を仰ぐことができる。

駿河湾の向こうに富士山、最高に気持ちの良い光景
割と石がゴロゴロしているので足元にはご注意を


こんな場所からこういう方向を見ています(イメージ)
伊豆大瀬埼灯台
防衛装備庁 大瀬実験所
潜水艦のソナーの実験をしているとか
扉が固く閉ざされていた
御神木びゃくしん
大瀬崎を後にします

大瀬崎は非常に狭い岬なのに、見る場所がたくさんある神秘的な場所でした。前半も参考に御覧ください。

やっぱりあったライブライブ(でもよくわからない)


【怪しい少年少女博物館へ】

伊豆半島を横断

さて、ここから伊豆半島を横断して「怪しい少年少女博物館」を目指す。名前からして怪しい。

ロックマンXのBGMがけたたましく車内に鳴り響く。

正直うるさくなって来た。

いよいよ「怪しい少年少女博物館」に近づいてきた。

さて、「怪しい少年少女博物館」に到着した。

何がなんだかわからない入口
入館記念証

「怪しい少年少女博物館」は、怪しい本を取り扱うことで有名な株式会社データハウスの鵜野義嗣社長の企画運営する私設博物館なんだとか。姉妹館として「ねこの博物館」「まぼろし博覧会」がある。

施設のテーマは「昭和の風俗・ファッション」、キャッチコピーは「レトロで可愛くてグロい」
うーん、まるでわからんぞ。そして入館料が大人1100円と思ったより高い。

怪しい目でレトロ(?)な人形を見つめる後輩

一昔前のものが所狭しと並べられており、昭和レトロな雰囲気がある。自分が体験したわけでは無いが、なんだか懐かしい気がする。
「懐かしい」だけじゃなくて、なんだか猥雑な雰囲気がある。
「怪しい」よりも「妖しい」感じがする。

昭和のおもちゃが所狭しと並べられている
お化け屋敷「怪しい夜の学校」

手作り感のあるお化け屋敷「怪しい夜の学校」もある。
なんかいろんな意味で怖かった。
他には無い私設博物館で、雰囲気を楽しみたい人にはオススメだけどガチ勢にはオススメできない。ネタ枠として行くのであればアリという感じだった。

大室山や富戸港があることに気づかなかった

この近くに「ぼくのなつやすみ2海の冒険篇」のモデル「富戸港」があったのだが気づかなかった。

「ぼくのなつやすみ」シリーズの魅力については回を変えてまた語りたいが、その聖地よりも「妖しい少年少女博物館」を選んだことが悔しい。
おまけに観光地「大室山」もあるじゃないか。
自分でわざわざ選んだだけに、センスの無さに絶望している。


【伊豆高原ビール本店で漁師めし】

「あっ、伊豆高原ビールって兄者が勤めていたところですよ!」
後輩がヤンヤヤンヤ言ってくる。そもそもお兄さんのことを「兄者」と呼ぶのだ、この男は。

さて、「伊豆高原ビール本店」は、駐車場も広く飲食店も充実した素晴らしい施設だった。ここは文句なくオススメ

漁師めしは少しお高いが、これを見て文句がある人はいまい。

贅沢な「三種どんぶり膳」

機嫌が良くなって伊東駅まで送ってもらう。
「ん?ワイは自分で三島の方まで帰れとおっしゃるので?www」
「そうだよ!ww」

申し訳ない気持ちがありながら、伊東駅で別れて東京方面へ戻っていく。
伊豆はまだまだ見どころがある。
三嶋大社ー大瀬神社は素晴らしかったが、何故「怪しい少年少女博物館」を選んだのか、電車の中で少し反省しながら東京へ戻っていった。

「なんとも怪しい伊豆の旅」これにて終了。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?