ホップ風味の酎ハイ:擬ビール
今まで飲んでいた第3のビールが税金が上がって値上がりしてしまった。
そこで、自分でなんと作れないかと、ネットで調べて麦芽まで自分で作った。
しかし、麦芽を作る手間や、発酵させる手間を考えると、コスト面では割に合わないことはすぐ分かった。
そこで、考えたのだが、ビール造りのために買ったホップを焼酎に漬けてみることだ。
密閉できる瓶にホップを適当に入れ、30度のアルコールを入れてしばらく置いておいた。
しばらく頃合いを見て、上澄みを炭酸水で割って飲んだら、第3のビールに似ている。
ひょっとして、第3のビールはこのようにして作っているのかと疑ったくらいだ。
ただ、泡の出方とか、コクということでは第3のビールにはかなわない。
次に考えたのは麦焼酎だ。
同じ麦を発酵して作るから似ているのではないかと思ったのだが、焼酎は麹発酵で麦芽発酵とは製法が違うので味も香りも別である。
700mlくらいの瓶に入った麦焼酎を買って、その中にホップを適当に入れた。
因みにホップはペレット状なので、細い瓶口では少しずつ入れるのに手間がかかる。
これは、翌日から飲み始めた。
すっきりしたホップ風味の麦焼酎の炭酸割りで、むしろビールよりカクテル風で美味しいように思えた。
焼酎の炭酸割りは芋焼酎でしていたのだが、その時には匂いを消すために、柑橘類を入れてた。
この、ホップ風味の麦焼酎も、柑橘類を入れることで、また風味が変わって飲みやすくなった。
ビールの最初の飲み心地にはかなわないけれど、もっとビールを飲みたい時にはちょうど良いように思う。
炭酸水は非常に手頃な値段で売っているし、ホップや焼酎もそんなに高くはない。
ホップは田舎ではネットを使って買うしかないが、今後色々種類を試してみようと思っている。
焼酎やスピリットの種類も変えて試したり、場合によって日本酒なども面白いかもしれない。
要するにホップの苦みと風味が炭酸水と相まって、新しいビールを生み出すことができるのだ。
工夫次第では、本来のビールより好みにあったものを造れるかもしれない。
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