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Google Cloud Professional Data Engineerに2ヶ月で合格する方法


Google Cloud Professional Data Engineerに合格しました

2024年12月、Google Cloud Professional Data Engineer(PDE)に合格しました。勉強期間2ヶ月での一発合格でした。

Credlyでの合格証明証

受験のきっかけは、データエンジニアとしてBigqueryをはじめとしたGCPサービスを利用する機会が多いため、体系的に学習できる機会として良いと考えたからでした。

勉強は楽しかった反面、結構しんどかったです、、、
その理由は「日本語の情報が少ないこと」。例えば基本情報処理試験といった日本のメジャー資格であれば、当然日本語の教科書や練習問題などが豊富にある上に、合格体験記などの情報もネット上に大量にあるため非常に勉強しやすいです。
一方でPDEといえば、天下のGoogle資格といえど超マイナー資格なので、まず教科書がありません。「いったい何を勉強したらええねん!」という状態から始まり、学習コンテンツを上手に集めながら必要な知識を身につけていく必要があります。

この「学習コンテンツを上手に集める」というのがポイントになります。例えば学習コンテンツの一つに「Google公式ドキュメント」があります。最も信頼できる最新情報である上に、試験に出題される内容は全て記載されているので、これさえ全て読み込んでいれば理論上100%合格できます。しかし、公式ドキュメントはあまりにも膨大です。試験範囲を隅から隅まで読み込んでいたらいくら時間があっても足りません。しかも自分が利用したことのないサービスについて学ぶときに、「読む」という勉強方法だけだとどうしても理解度に限界があります。一度は「手を動かす」または「手を動かしている様子を動画で見る」といった学習方法を取り入れた方が、学習効率が上がる上に実務にも役に立ちます。

こんな人におすすめ

この記事は「私が2ヶ月でPDEに合格するために上手に集めた学習コンテンツ」を紹介するものです。
大きくは以下の3点です。

  • Udemyで「デモ動画を見る」または「練習問題を解く」

  • Google Cloud Skills Boostで「手を動かす」

  • 試験に出やすいポイントにフォーカスを当て公式ドキュメントを「読む」

具体的にどんな講座を利用したのか、どんな範囲が試験に出やすいのか、私が取り入れた情報を全て載せています
私と同じように、PDE合格に向け「いったい何を勉強したらええねん!」と悩んでいる方全員にお役に立てると思います。

【参考】受験勉強開始前のステータス

ちなみに、受験勉強開始前に知っていた(利用したことがあった)GCPサービスは以下でした。

  • Bigquery

  • Cloud Strage

はい、これだけです。
私はデータエンジニアといえ、データマートやBIの開発をメインとしているため、実はインフラ周りの実務経験はほぼありませんでした。また、GCP資格も今回のPDEが初めてだったので、事前に勉強したこともありませんでした。
つまりほぼ知識ゼロから2ヶ月勉強してPDEに合格したといっても過言ではありません。


学習コンテンツ① udemy

言わずと知れた動画学習コンテンツサイトのudemy。
受験勉強を通して初めて知ったGCPサービスも多かったので、動画による解説やデモが最初の理解を深める上で大いに役立ちました。
スマホやタブレットにダウンロードしておけば、通勤電車の中でもコツコツ見れるのが良かったです。

具体的には以下のような講座を利用しました。
Google Cloud(GCP)の基礎 - 図解と実践でインフラの基礎を固める

有名どころのGCPサービスを一通り全て丁寧に解説してくれる講座です。
その聡再生時間はなんと19時間。公式ドキュメントをベースとして、各サービスの概要解説から操作デモまで全て見ることができます。
勉強開始当初にはComputeEngineすら知らなかった私にとって、本講座は非常に役に立ちました。PDEというと、CloudSQLといったデータベースサービスばかりフォーカスしてしまいがちですが、IAMやVPCといった基本的なサービスについても知ってて当然の知識として問題文に出てきます(普通はAssociate Cloud Enginnerを先に受験して勉強しているのかも知れないですが、、、)。
流石に19時間すべて視聴するのは大変なのですが、適宜飛ばしたり2倍速にしながらでも、紹介されている全サービスについて利用イメージが湧くまで視聴することをオススメします。

Google Cloud認定 Professional Data Engineer(PDE) トレーニング

こちらはPDE特化型の講座です。日本語のPDE講座は数少ないので貴重です。
最初から最後まで一気通貫で視聴し、登場した知識は全て暗記するようにしました。
この講座の良いところは練習問題が含まれていることです。PDEは過去問なども当然存在しないので、理解度を確認する貴重な手段として活用しました。

学習コンテンツ② Google Cloud Skills Boost

こちらはGoogle Cloudが提供している公式学習サイトです。
こちらの最大の魅力は「ラボ」と呼ばれるコンテンツで、制限時間付きでGCPアカウントを払い出してもらい、用意されたチュートリアルに沿って実際に各種サービスを触ることができます。
いくつかのラボがまとまった「コース」というコンテンツもあるので、関連する内容を体系的にまとめて勉強することもできます。

各コースを修了すると「バッチ」を集めることができるのが地味に嬉しいです。

獲得したバッチたち

今回私は以下の6コースを利用しました。

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