
楽天証券マーケットスピード2 RSSで出来ること②
機能の紹介から時間が経ちましたが、具体的な使い方について、説明してみようと思います。
〇前提条件
PCに最新のマーケットスピードが導入されている。
〇事前準備
①RSSのアドイン登録
②RSS利用同意書への同意
③RSS注文機能利用設定
※手順の確認先
楽天証券ホームページ
→ツールアプリ
→マーケットスピードⅡRSS
→RSS利用準備(アドイン登録)
※YouTubeで設定方法が解説されてますのでググってみてください。
YouTubeで「マーケットスピード2 ダウンロード」で検索して、”マーケットスピード2 RSSの設定”っていうのが、良さそうです。
設定出来たら、使ってみよう!!
①まずは、マーケットスピード2にログインする。
RSS機能は、ログインした状態でないと機能しません。
早朝6時3分と6時15分くらいに必ずネットワークが切れるので、
PCで常時起動、自動発注する場合は、手動で再ログイン等対応が必要です。

②Excelをマーケットスピード2に接続
マーケットスピード2にログインした後に、Excelを立ち上げると自動で接続してくれます。(下図の接続中)

マーケットスピードにログインせずに、Excelと立ち上げると未接続になるので、ログイン後に”未接続”部分を押すと”接続中”になります。

接続中になったら、RSS機能が使えるようになります。
RSS機能を使ってみる
RSS機能とは、リアルタイムスプレッドシートの略になりますが、導入することでリアルタイムの情報をExcelで使用できるようになります。
使い方は、Excel用のRSS関数が準備されているので、セルにRSS関数を入力することで使用できるようになります。
下記のリンク先は、公式サイトのマーケットスピードⅡ RSS 関数一覧です。見るだけで吐き気がするかも(笑)
https://marketspeed.jp/guide/manual/ms2rss_function.pdf
実際に使ってみましょう。
目標:先物マイクロの”現在値”の表示させる
使う関数は二つです。
=RssFOPCode(銘柄種類,限月,C/P区分,行使価格)
=RssFOPMarket("銘柄コード","取得項目")
RssFOPCodeで、”銘柄コード”を取得します。
取得した銘柄コードを使って、RssFOPMarketで”現在値”を取得します。
”銘柄コード”を取得する
RssFOPCode(銘柄種類,限月,C/P区分,行使価格)の関数に引数は、4つ。
引数:銘柄種類、限月、C/P区分、行使価格
銘柄種類は、先物マイクロで、”N225UF”になります。
限月は、yyyymm形式での入力で、今回は、”202503"にします。
C/P区分、行使価格は、先物は関係無いので省略です。

上記のように関数を入力すると、”160030023”の銘柄コードが取得できました。
下に、銘柄種類とC/P区分の対照表を載せときます。

Excel関数なので、引数をセル参照で指定することができます。

先物マイクロの”現在値”の表示させる
RssFOPMarket("銘柄コード","取得項目")の関数は引数 2つ。
銘柄コード、取得項目になります。
銘柄コードは先ほど取得した”160030023”
取得項目は、”現在値”になります。

上記のように関数を入力すると、先物マイクロの”現在値”が取得できました。
同様に、引数をセル参照で指定することができます。

取得項目を変更することでいろいろなデータを取得できるようになります。
オプションだと、”デルタ”、”IV”など。
ぜひトライしてみてください。では。
今回の教材のエクセルファイル
今回使ったエクセルファイルをサンプルとして添付します。
ダウンロードして試してみてください!!