デルタとは何ぞや?(簡単解説)
デルタヘッジ戦略と銘を打っているので、デルタの説明はしておかないとと思いまして、サクッと記事にしてみます。
まず、最初にチャットGPTさんに聞いてみました。
早速、外注(笑)
チャットGPTさんのデルタの解説
オプション取引における「デルタ」とは、オプションの価格が原資産(例えば、日経平均)の価格の変動に対してどの程度反応するかを示す指標です。デルタは、0から1の間の値を取り、以下のように解釈されます。
コールオプション(買いオプション):
デルタは0から1の間の正の値を取ります。
原資産の価格が1円上昇すると、オプションの価格がデルタの値だけ上昇します。
例えば、デルタが0.5であれば、原資産の価格が1円上がると、オプションの価格は0.5円上がります。
プットオプション(売りオプション):
デルタは-1から0の間の負の値を取ります。
原資産の価格が1円上昇すると、オプションの価格がデルタの値だけ下落します。
例えば、デルタが-0.5であれば、原資産の価格が1円上がると、オプションの価格は0.5円下がります。
デルタはまた、ヘッジ比率とも呼ばれます。これは、ポートフォリオのリスクを管理するために、どれだけの原資産を保有する必要があるかを示します。例えば、コールオプションを売っている場合、デルタが0.5であれば、1つのコールオプションに対して0.5単位の原資産を買うことでリスクをヘッジできます。
デルタはオプションの価格感応度を示す重要な指標であり、オプショントレーダーにとっては必須の概念です。
という感じで、非常に簡潔にまとめてくれています。
ありがとうチャットGPT!!
下の表を見て頂くと分かりますが、
ATM(アットザマネー)付近が、コールもプットもデルタが0.5となってます。
そこから、OTM(アウトオブザマネー)に行く(離れる)に従って、デルタの値も0.4、0.3、0.2と小さくなってきます。
また、ITM(インザマネー)に行くに従って、デルタの値も0.6、0.7、0.8を大きくなってきます。
後半の解説では、ヘッジ比率の解説が出ていますが、これがデルタヘッジ戦略のことですね。
コールオプションのデルタが0.5だったら、原資産を0.5分売ることで、デルタ-0.5となり、0.5+(-0.5)=0で、デルタニュートラルと言われる状態になります。
デルタヘッジ戦略については、別の記事で詳しく紹介したいと思います。
デルタのもう一つの意味
デルタにはもう一つ意味があるとされています。
それは、確率の視点です。
チャットGPTさんのデルタの解説(確率の視点)
オプション取引における「デルタ」を確率の視点から説明すると、デルタはオプションが満期時に行使される確率を示すと考えることができます。具体的には次のような意味があります:
コールオプション(買いオプション):
デルタの値は0から1の間で変動し、満期時にオプションが行使される(つまり、基礎資産の価格がストライク価格を上回る)確率を示します。
例えば、コールオプションのデルタが0.5である場合、基礎資産の価格が満期時にストライク価格を上回る確率は約50%であると解釈できます。
プットオプション(売りオプション):
デルタの値は-1から0の間で変動し、満期時にオプションが行使される(つまり、基礎資産の価格がストライク価格を下回る)確率を示します。
例えば、プットオプションのデルタが-0.5である場合、基礎資産の価格が満期時にストライク価格を下回る確率は約50%であると解釈できます。
このように、デルタを確率の視点から見ると、オプションがどの程度の確率で行使されるかの指標として理解できます。ただし、デルタは厳密な確率ではなく、あくまでその時点での価格変動に対する感応度を示すものであることも忘れてはいけません。市場の状況や時間の経過により、デルタは変動します。
簡単に言うと、デルタはSQ日にITMになる確率と理解できるということです。
ATM付近はデルタが0.5で、パーセントに直すと50%になる。満期日(SQ日)にITMに確率が50%ということです。
ATMの価格からすると、上がるも下がるも50%ということですね。
現時点でITMでデルタが0.7だと、70%で、満期日(SQ日)にITMに確率が高めということです。
逆に、現時点でOTMでデルタが0.3だと、30%で、満期日(SQ日)にITMになる確率が低めということです。
ただし、あくまで、デルタは価格変動に対する感応度を示すものなので、一つの考え方として参考程度にとどめておきましょう。
これからも、デルタヘッジ戦略に関係する記事を書いていきますので、お楽しみに!!