室戸岬にて
室戸岬に行きました。初めての訪問です。高知から車で国道55号線を通り一路室戸岬に向かいます。右手には広大な太平洋が続き、道路と並行して「土佐くろしお鉄道」が走っています。
やがて見えてきた県道203号室戸スカイラインを登ると室戸岬灯台があります。
駐車場に車を停めて灯台までの道を歩きます。灯台へは五分ほどで着きます。
途中に西国八十八カ所第24番札所の最御崎寺(ほつみさきじ)があります。坂の左側にある石段を登ってもお寺に行けます。
最御崎寺の仁王門。門の前には空海の像があります。
正面が本堂。左手が大師堂、右手が多宝塔。
多宝塔
「鏡石」と呼ばれる岩。上に乗っている石で叩くと鐘のように音を発し、音は冥土まで届くと言われています。
お寺の先を少し進むと室戸岬灯台があります。小さめの灯台ですが白亜の灯台が青空に映えて美しかったです。
「恋人の聖地」と書かれた看板がありました。「恋人の聖地」は全国至る所にありますね。
目の前に太平洋が広がっています。
海岸に降りて遊歩道を歩いてみました。
しましまの地層が見えます。タービダイト(乱泥流堆積物)と呼ばれ、砂や泥が海水と混ざった流れによって海底に降り積もってできたものです。水平に堆積した後、回転して立ち上がったので、縦向きの縞模様になっています。室戸岬を象徴づけるものだそうで、深い海の底にたまった砂や泥がほぼ等間隔の地層を作り、激しい地殻変動で地層が立ち上がり、およそ2000万年かけて隆起したそうです(室戸市観光協会のホームページより)。
遊歩道はさらに続きます。
道路に出て少し行くと空海が悟りを開いたと言われる「みくろ洞(みくろど)」があります。約1200年前に青年時代の弘法大師が悟りを開いたといわれる洞窟です。
みくろ洞内部。洞窟の奥には五所神社とばれる社があります。
洞窟の奥から見える外の景色。これを見える空と海に感銘を受け空海は自らを「空海」と名付けたと言われています。
室戸岬一帯の地図