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142 クラスのみんなでステージで歌うのは一度だけ:合唱大会6

リハーサルの後、どのクラスも練習に対する姿勢が変わってきました。練習時間が長くなっだけでなく、自分たちの合唱に求めるレベルが高くなってきました。昨日のみんなの練習を見ていても小さなことにも妥協せず改善していこうという気持ちが感じられます。ブレスのしかたひとつにも気を付けているのがわかります。指揮者の2人もみんなの歌によく耳を傾け、一回歌うごとに改善点を指摘していました。さすが3年生と思いました。

他のクラスの演奏を聴いたことがみんなを発奮させたのではないですか?リハーサルの効果ここにありという印象を受けました。これまでは窓越しに聴こえていた演奏を直接目の前で聴くとそれぞれの仕上がり具体がよくわかりますね。ほぼ出来上がっているクラスもあれば、これからが勝負というクラスもありました。どのクラスもこの先本番に向けて本気で取り組むでしょうから本番はリハーサルよりすっとよくなるはずです。

リハーサルで「いまいち」だったクラスが本番ですごい演奏をするということが毎年あります。「毎日毎日の合唱練習で飽きてきた」という男子もいるようですが、ステージの上でみんなで歌うのは一度きりしかありません。せっかくここまで頑張ってきたのですから自信を持ってのびのびと歌えるようもうひと頑張りしましょう。

しおりんのミニアドバイス

日常生活の中でつい歌を口ずさんでしまうことってありますよね。どんな時ですか? 楽しい時じゃないですか? 気分の良い時じゃないですか?悲しい時や辛い時には歌は出てこないでしょう? 音を楽しむと書いて音楽。そう、音楽は音を楽しむものです。合唱はみんなでいっしょに音を楽しむものです。一人で歌う楽しさとは別の楽しさがそこにはあります。

合唱大会は賞がかかっているのでみんなは賞を目指して頑張っているかもしれません。合唱はあまり好きじゃないけど仕方なく練習に参加してきたという人もいると思います。でも賞はあくまでも結果。大切なのはみんなの気持ちです。私がいつも言ってきたように楽しんで歌うことを大事にしてください。楽しむためのヒントが「笑顔」です。笑顔で歌えば楽しく歌えますし、聴く人を楽しませることができます。



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