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ぬいぐるみがスッと持てるミニチュアポッキーの作り方

こんにちは。

ぬいぐるみになにかかわいいスイーツを持たせたいと思ったことはありませんか?

私はあります。

自分と同じお菓子をぬいぐるみが持ってくれたらきっとかわいいに違いない!でもマジックテープなどでぬいぐるみの手や身体に負担をかけたくない……!

というわけで閃いちゃった方法でミニチュアのポッキーを作ってみました。

今回はそのミニチュアポッキーの作り方を載せていこうと思います。
※一通り最後まで作れる部分は無料です。

以前からX(Twitter)にちらっとアップしていたこちらのポッキーです。

ぬいちゃんサイズ
たくさん持てる

本当は2024年のポッキーの日にアップできればよかったのですが、ちょうど2024年のその時期は私生活の方でいろいろな戦いがあり、なかなか物づくりに時間を割けない時期だったので、「遅ればせながら」というやつになりました。

まぁ、そんな事情はさておき、さっそく本題であるところのミニチュアポッキーについて話を進めていきたいと思います。
とにかくまず作ってみたい、作り方を知りたい、という方のために簡単にまとめました。


■前提条件

・ぬいちゃんのおててにマグネットが入っていること。
 いくら何でも何にもない綿だけのぬいちゃんにポッキーを持たせることは難しいので、「マグネット入りのぬいちゃん向け」というところは譲ることができません。市販やアミューズメント施設からお迎えしたぬいちゃんには、背中の糸をほどいてソッとおててにマグネットを仕込んであげてください。

■注意事項

・工具類、金属、匂いの出る素材を使います。小さなお子様、犬・猫・鳥、そのほか作業中に影響の出るご家族がいる方はご注意ください。
また、この作り方は私個人のアイデアと作り方をまとめたものです。
この作り方で作ったアイテムについて不具合・不都合や問題が生じた場合にも責任をとることができませんので、内容をよく読んでご自身の判断で作成をお願いいたします。

■材料・道具

両面テープの写真忘れました

材料
・ゼムクリップ(100均で220個入りのもの。マグネットにつくか要確認)
・絵の具
・筆
・木工用ボンド
道具
・ニッパー
・ピンセット
・竹串・つまようじ
・両面テープ
・角材(100均のもの)
・パレット(100均のもの)
その他
 より凝った作り方をするためのもの。
 別途記載します。

■作り方

0 下準備

まずは角材を準備します。
20~30㎝の角材の端っこを1㎝ほど2つ切って、両端に木工用ボンドで貼り付けます。

冂 ←こんな形になればOKです。
   ※足は短くてOK

端っこを切って
木工用ボンドでくっつける

この角材はポッキーに塗装をする際に1本ずつ手で持たなくていいように支えとなる土台部分です。
足のついている面の内側に両面テープを貼って使います。

足を上にして両面テープを貼る

ポッキーの片面に塗装をした後、裏側を塗装する際には土台ごとひっくり返せばいいようになっています。角材に足をつけるのは土台ごとひっくり返した時にすでに塗った面が作業台についてしまわないようにするためです。

1 クリップを切る

ゼムクリップの一番長い直線部分を使います。
ニッパーで写真のように切り、残りの部分は使わないのでまとめてジップロックなどで保管しておきます。

多少長さにばらつきが出ても問題ないですし、長く取ろうとして端っこが曲線になっても大丈夫です。実物のポッキーの端っこ、ちょっとまがってるのもありますよね!

だいたいこの長さがポッキーになる
多少の誤差はヨシとしてます
余ったとこも取ってあります

クリップを切るときは全体を指でしっかり挟んで、切ったパーツが飛び散らないように気を付けてください。

2 直線パーツを角材に貼っていく

角材を足で建てた時に内側に来る部分に両面テープを貼り、ポッキーとなる直線パーツを貼り付けていきます。間隔が狭いと作業しにくいので、ほどほどに間隔をあけて貼ります。

まとめて作るのでどんどん貼る

両面テープと金属なので、それほどしっかりくっついているわけではありません。

3 プレッツェル部分の地色を塗る

絵の具でプレッツェルの色を作り、そのあとで木工用ボンドを少し混ぜます。
木工用ボンドは乾くと透明になるので、木工用ボンドを混ぜた段階では非常に色が薄くなっているように感じますが、乾けばまたボンドを混ぜる前の色に近くなります。まずは絵の具だけを混ぜて目的の色を作り、そこに木工用ボンドを足すとよいです。

まずは絵の具だけ
ボンドは色が決まってから

出来た塗料を直線パーツにできるだけ薄く塗っていきます。
少し金属が透けて見えているくらいでも大丈夫です。速乾性の木工用ボンドを使用する場合、塗っている間にも塗料が乾いていくので、固くなったら少し水を足して緩めながら塗ります。
直線パーツがしっかり乾いたら、金属が透けているところなどに重ね塗りをします。
分厚く塗ると塗料がデコボコしてしまい、まっすぐのプレッツェルにならないので、「薄く塗る」が一番のポイントです。

断面も忘れずに塗る

この後は半日以上おいてしっかり乾かします。

4 プレッツェルの焼き目を塗る

プレッツェルの地色より濃いめの茶色で、先の細い筆を使って焦げ目を塗っていきます。こちらも多少不揃いでも、ポッキーにしてしまえばそれほど目立ちません。木工用ボンドは使わず、絵の具のみで塗っていきます。

焼き目。けっこう適当です。というか下手くそ

焼き目があると途端にリアルさが増すと思いますので、難しくなければ焼き目を入れてみてください。

地色と焼き目が塗れたら、上からドライブラシで全体に淡い茶色を塗ります。地色と焼き目の色に差がありすぎると浮いて見えますが、ドライブラシで上から全体を塗ることで、なじませることができます。

▼ドライブラシについてはこちらの記事が詳しいです。
 絵の具でもできます。
https://tamiya-plamodelfactory.com/2023/01/19/ドライブラシのやり方/

絵の具を水で溶かずに濃いまま筆につけて、ティッシュや不要な紙で拭ってから塗る技法です。

この時点でプレッツェル部分は完成です。

1日ほど置いてしっかり乾燥させたら、土台からプレッツェルを全部回収しておきます。

ドライブラシをすると一気にそれっぽくなる

5 チョコレートを塗る

ポッキーのチョコになる塗料を絵の具と木工用ボンドで作っていきます。
実際のポッキーを見ながら色を作りますが、ここでもプレッツェル地色と同様、ボンドを混ぜる前の時点で色を作っておき、あとから木工用ボンドを混ぜます。色が濃すぎるとビターチョコ、白を少し混ぜて薄くするとミルクチョコの感じになります。
色が出来たら木工用ボンドを入れて混ぜますが、筆で混ぜると気泡だらけになるので、竹串などで混ぜます。さらに、水を1滴ずつ足して程よく緩い塗料にしておきます。
また、プレッツェル部分を塗るときよりも使う量が多いので、心もち多めに作っておきます。途中で絵の具を継ぎ足すと、チョコの色が変わってしまうので、足すのはボンドと水だけです。

基本のポッキーに私が使う色

チョコレート塗料は筆で塗ると塗りムラができやすいので、プレッツェル部分を手で持って塗料をくぐらせるようにして纏わせます。
どうしても気泡が入ってしまいますが、ボンドが柔らかい間に竹串でつついて気泡をつぶします。

この時点でポッキーのチョコレート部分の形が決まってしまうので、きれいな形になるよう塗料にくぐらせる角度や向きに気をつけます。
また、塗料皿の塗料は乾燥して硬くなっていくので、時々水を足して適度に緩めます。

乾くまでは柔らかくトロトロ

チョコレートを塗れたら、角材に貼って乾かします。
プレッツェル部分をピンセットで持って、慎重に貼っていきます。できるだけ均一になるようにチョコをつけたのに、ここで失敗すると台無しです。

これで1日ほど乾燥させれば完成です!
木工用ボンドは乾くと若干しぼむので、チョコレート塗料を纏わせた時点よりは若干細くなると思います。

Point!

  • 芯がクリップなので磁石にくっつく=ぬいちゃんが持てる

  • クリップなので一定の長さに揃えやすい

  • 木工用ボンドを混ぜることで絵の具だけでは出ない厚みと光沢が出る

ポッキー出来上がり!

いかがでしたか?
ぜひ「ぬい活」のためのかわいい小物として作ってみてくださいね!

小瓶に入れると飾りやすいです
1円玉とサイズ比較

ここからはよりこだわって作りたい方のためのポイントや、ほかのフレーバーのポッキーの作り方(順次追加)などを書いていきたいと思います。

もしご興味があれば見てみてください!

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