大学職員転職ケーススタディ⑩(経済系の大学)
今回も例のごとく過去にあった求人からエントリーシートや面接についてお伝えしていきますね。
①大学情報
今回の求人は経済系の大学。設置学科は経済学部を中心とした4学部6学科。学生数は約7000人。典型的な中規模の文系大学ですね。
今回の求人の年齢制限は35歳以下の4年制大学卒業以上。求める人材は以下の通り。
・問題発見・課題解決のサイクルを回せる方
・既存の枠組みに囚われず発想し、それを戦略的に実現できる方
・リーダーシップを持ってチームをけん引できる方
・チームを活性化し、推進力となれる方
・多様なステークホルダーと粘り強く協働できる方
んー、欲張りな求める人物像(笑)
選考は書類選考・Web テスト・グループディスカッション・1 次面接・最終面接。中途採用では珍しくグループディスカッションがあります。それでは詳細を見ていきましょう。
②提出書類について
書類選考と言っても今回はマイナビ上で指定された文字数以内の質問に回答するタイプ。質問内容は以下の通り。
・自己PR(800字以内)
・志望理由(800字以内)
・あなたを採用した時のメリットは?(200字以内)
・過去の失敗経験をどう活かしましたか?(200字以内)
・集団を統率した時の苦労と成果について(200字以内)
確かこんな感じでした。まあマイナビ上ということはPC入力でいけるのでまだ楽です。内容としては、文字数が厚めの自己PRと志望動機はしっかりしたものを書きましょう。あとの3つは文字数も少ないので、端的に質問にしっかり答え、具体例を1~2文入れるくらいで良いでしょう。より具体的な内容は面接で聞かれた際に答えましょう。
それでは次の選考を見ていきましょう。
③グループディスカッションについて
中途採用では珍しいグループディスカッション。採用側としては同時進行で多数の応募者を見ることができるので便利と言えば便利ですが、まあ大変ですよね。やる側も見る側も。
今回はZoomでのグループディスカッションということで、これまた一味違う形式でした。内容はいたって普通のグループディスカッション。6~8人程度で30~40分話し合いをして最後に1名が発表する形でした。
テーマは「VUCAの時代においてリーダーに求められる能力は何か」
まずテーマ発表の前にVUCAなどのお話が採用担当者からされて、その後にテーマ発表し、ランダムにグループ分け。いきなりブレイクアウトルームに配分されて「始めてください」という感じで始まりました。というかこれメモ取ってなかったらテーマも表示されてないから終わりだろ、とか思ってました。
役職決めで乗り遅れてしまい、こりゃ突破はメンツの内容次第だな、と内心思いながらスタート。それぞれがリーダーに求められるものを挙げていき、複数の人が挙げたものをだいたいプッシュする感じで進んでいきました。
ああ、このままでは見せ場無い・・・と思ってたんですけど、議論が逸れそうなときにちょくちょく議論の軌道修正を行いました(話題がテーマから逸れてる時に度々テーマに繋がるように促す、的な)。
そしてこの後、各グループランダムで発表者が決められて発表する形でした。特に見せ場もありませんでしたが、このグループディスカッションは突破することができました。
続いて面接を見ていきましょう。
④面接について
グループディスカッションが通れば面接が2回あります。
一次面接もZoomで行われました。時間は約30分。相手面接官は人事部長と人事、そして採用コンサル?的な人もいました。それでは具体的な質問を見ていきましょう。
自己紹介と志望動機と自己PR(同時に聞かれる)
転職理由
1社目の退職理由
現職の業務内容
教務システムとオンライン授業について
コロナ禍の大学対応について
周りからどんな人と言われるか などなど・・・
こんな感じの質問でした。それほどトリッキーなものはありませんでしたが、結構志望理由について深堀されました。ここの大学は私の現在の居住地とは離れているため、それについて深く聞かれましたが、私は一貫して「私の求める高等教育をしている大学であれば、場所は関係ありません」で貫き通していました。
結局ここで私は落ちてしました。度々言い訳ですが、私はZoom面接が苦手です(笑)
まとめ・おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回も実際の求人からケーススタディをやっていきました。
いやー、Zoomでの面接って難しいですね。だれかZoomでの面接のコツを教えてください。まあ私はもう採用面接を受けませんが。
今回の記事が大学職員を目指している人に少しでも貢献できれば幸いです。