
日常戦記 フツーの人と思われないように
フツーの人と思われたら終わりと思っている。
私は変なのかもしれない。
昔は違った。
フツーでいたかった。
みんなと同じような格好をして、ことを荒立てないように笑って過ごしていた。
あまり多くの人とは関わらず、変に思われないように静かにした。
しかしある時変わった。
フツーの人として過ごすと何も残らないことに気づいたのだ。
悪いことは起こらないけど、記憶にも残らない。
ああ、そんな人いたっけ?
そう思われたこともあった。
私がいる意味って何だろう。
私がいる意味を見出すには爪痕を残す。
それは何にでも通じること。
フツーと思われたら終わり。
意外。
想定外。
一番。
一線を画す。
史上初。
フツーとは対極の言葉たち。
そういった言葉を投げかけられるようになる日まで。
私は必死に生きる。