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【非日常ラウンジ】懐かしく新しいジャンルレスロック「VAUNDY one man live ARENA tour “FUSION” 」

VAUNDYのアリーナツアーに参戦した。

彼の楽曲は自分の好きな要素が詰まったドストライクなものばかりで、こんなにもしっくりくるアーティストはなかなかいない。

どこか懐かしいメロディが多く、夜に哀愁に浸りながら聴くことも多いし、逆に激しく体を動かしたくなるアップテンポの曲をカラオケで歌ったりする。

どの曲も背景のミュージックが特徴的で、
バンドタイプのガシャガシャした?(表現が不適切な可能性があり申し訳ない)邦ロックにあまりハマらず、EDMのような一音一音がハッキリしたキャッチーなメロディが好きな私にとって抜群にハマるものが多いのも特徴だ。

そしてあの歌声。

音域が広く、ラップやシャウトに変幻自在。デビューしてまもなくJ-pop界に急上昇してきたのも納得だ。

ライブの開催地は横浜アリーナ。

新横浜駅に着くと、既に多くのVAWSがいた。(彼のファンクラブの会員をVAWSと言うので、ここではライブ参加者をそう呼ばせてもらう)

オレンジのタオルをかけ、同じ方向にぞろぞろと歩いている。

私もそれに混じった。

横浜アリーナ前は多くの人で一杯

ライブで楽しめるのは本番中の2時間だけじゃない。

開始までの道中が楽しいし、会場に着いてから同じファン同士が集まる空間でグッズを購入したり、ポスターや展示を眺めるのも良い。

今回はガチャを2回まわし、布ステッカーとデュブレ(スニーカーに付けるファッションアイテム)をゲット。

早速デュブレを付けて会場内へ入る。

今回は2階席。

席について、胸の高鳴りを抑えながら連れとたわいのない会話をしながらその時を待つ。

時計の針が16時を指す。

照明が消される。

スモークで覆われたステージに人の影が現れ、拍手が巻き起こる。

1発目、不可幸力。

何百回も聴いたビートが会場で鳴り、ドラムがはじまり、ラップが続く。

開始直後の会場がまだ温まっていない状態で、激しすぎないがステップを踏みたくなるこの曲はピッタリだ。

2曲目、東京フラッシュ。

場内のバウンディ色が濃くなる。

この曲、この会場、エモい。

完全に頭に擦り込まれた歌詞を口ずさみながら左右に揺れる。

この瞬間のために今日まで頑張ってきたんだと思えた。

その後は、そんなbitterな話。

エモいが続き、常熱。

テンポが上がり、ステージがギンギラギンの黄金色に染まる。

歓声や手拍子が柔らかくなり、会場が温まってきたことがわかる。

今回、とても印象に残っているのは風神。

TBSの金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」の主題歌だ。

誰かを守ろうとして傷付くことを歌ったこの曲はドラマにピタリとハマり、毎話追うごとに好きになっていった。

この曲でバウンディは花道に来た。

観客に近い場所で歌い、サビでは紙吹雪が。

こんなにライブ化けするのか、と衝撃を喰らった。

もう一つ、忘れられないのが最後の曲、1リッター分の愛を込めて。

大好きな曲。

だがこれまでのライブで歌われず、モヤモヤ(するほど事は単純で...)。

独特なメロディに心を掴まれてから抜けられない。

なんと、私が2024年に一番聴いた曲だった。

Apple Musicの2024年振り返り

はじめてライブで聴けたのだった。


帰路、復習をしながら電車に揺れた。

ライブ中毒。

1月のライブも参戦予定。

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