2024J1第7節ヴィッセル神戸対横浜Fマリノス メモ

〇ヴィッセル神戸 433
GK:前川
DF:酒井、山川、トゥーレル、初瀬
MF:山口、扇原、宮代
FW:武藤、大迫、佐々木

〇横浜Fマリノス 433
GK:ポープ
DF:松原、上島、渡邊泰、加藤蓮
MF:ナムテヒ、喜田、山根
FW:水沼、アンデルソンロペス、宮市

〇神戸攻撃マリノス守備
バックライン(前川と山川が発射台になることが多い)から大迫や両WGへの長い球中心。
マリノスの守備は「4411」の形。ナムテヒが一つ前に出て神戸のアンカーの扇原をケア。
ロペスはLCBのトゥーレルとGK前川担当。
水沼はLSB初瀬をマーク。宮市はRCB山川に外切りで寄せる。
宮市の守備タスクが少し曖昧で山川をフリーにしてしまう(プレッシャーがかかってない)状況が多く神戸としてはあまりストレスなくロングボール蹴れる状況だった。
そのために加藤蓮は酒井と武藤に対し2対1で守らないといけない場面が多くなってしまい苦労した。
ロングボールの大迫対CBの勝敗は半々くらいだったが、WG対SBでは攻撃側が優位。競り勝てばそのまま攻め切るか、押し込んで回収しクロス攻撃へ移った。
大迫は高さでは上島に負けるシーンも多く競り勝てなかったが
積極的にボールを受けに降りてくることで縦パスを引き出した。
降りた大迫に呼応し前に飛び出すIH、特に宮代は大迫との連携はいいように見えた。
〇マリノス攻撃神戸守備
マリノスのゾーン1。大迫は片方のサイドを切りながらCBやGKにプレス。宮代はアンカーの喜田をケア。大迫だけでは両CBとGKは対応し切れないので両WGはCBとSBを両方見るような中間守備。
「424」の形で守備してくる神戸に対し、マリノスは「GK+2CB+SB+喜田」で回す。自陣でのミスからのロストによって危ない場面もあったが、我慢強く焦れずに繋ぎ神戸のプレスを回避し前進出来た場面のほうが多かった。
特に前半は左より右サイドでの攻撃が目立った。
これはLWGの佐々木の後ろのカバーに出てくる扇原の周辺を狙った攻撃のように見えた。相手のプレスを待ちつつかわしながらパスを出せるようになってきた上島、周りと合わせて動きながらプレー出来る松原からの縦パスをナムテヒやロペスが降りて引き取り、この2名が動いたことで作ったスペースを水沼に使わせる狙いと、左の大外で張って待つ宮市に届けて縦突破狙い。
右サイドでの水沼の背後へのランニングは初瀬を苦しめていた。
逆に左サイドでの宮市のドリブルに対する酒井の守備は素晴らしく、突破を許さなかった。
1列目の4枚をマリノスのビルド隊に越えられると、特にWGの背後のカバーに扇原と山口が出てくるが広大なスペースを2枚で守らないといけない状況であったため時間が経過するごとに少しずつ扇原と山口は疲弊していったように見えた。これをもしかしたらマリノスは狙っていたのかもしれないと思った。
〇後半
・マリノス先制
後半ロペスは前半あまりなかった左サイドに降りてくる動きをしていた。
46分。ロペスの左降りについてきたCBのクリアを加藤が拾い、山根→喜田へ。喜田は右に走る松原に出すフリをしてライン間でフリーになっていたナムテヒに縦パスを刺す。(インサイド表)
ナムテヒ→水沼。水沼からの高精度クロスをファーの宮市が合わせる。宮市のシュートは前川にストップされるもこぼれ球をロペスが詰めてマリノス先制。水沼のクロス時後ろから松原が走りこんでトゥーレルの前を横切る動きを見せたことが神戸CBのマーキングを狂わせたことは見逃せない。松原の攻撃参加はこの試合ずっと効いていたので報われてよかった。
・神戸選手交代
佐々木→パトリッキ。正直佐々木を下げてくれたのは助かった。攻守ともに効いていたので下げたのは疑問。(大迫、武藤に比べ序列は下?)
大迫→井出。大迫のケガにより宮代をCF、井出をIHに。交代後すぐにCF宮代の得点が生まれた。が大迫の代わりは宮代しかいないということは宮代はフルタイムで出場しないといけないということになる。宮代は最後まで頑張ってはいたが疲労感は隠せてなかった。
武藤→新井。前川の一発レッドによる交代。決勝点のヤンマテウスのシュートはノーチャンスだった。
・マリノス選手交代
松原→小池龍太。おかえり!
同点時のボールロストはいただけない。でもヤンを追い越す動きで決勝点に絡んだのは良かった。もっと試合に出て勘を取り戻してほしい。
宮市→ヤンマテウス。決勝点のコントロールカーブシュートはお見事。生で見れて最高だった。
内、外でしっかりボールを持ち小池、ナムテヒと連携し3人称で崩す狙いもあった。
代わりに水沼が左サイドに移る。トゥーレルと初瀬の間に抜け出すヤンの背後のランニングにピンポイントでキックを合わせた!(前川退場!)
加藤→エドゥアルド。左サイドの2人ともにイエロー出てたし、神戸がロングボール攻勢に出てくるため、バックラインの強度と高さをプラス。
酒井に横パスをカットされ、あわやカウンターくらう場面があった。
渡邊泰→植中、水沼→天野
植中トップ下の4231に変更。植中は前線の守備強度の追加+ボールキープ役。天野はLWGに入ったがカウンターチャンス時にロストしてしまった。

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