【医食の章/5節⑧】〜[どの様な「食べ物」を、私は食べれば良いのか!?]〈「肝臓障害(肝症状)」が気になる方へ、…(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〉〜
◉[再構築「Ⅴ」⑧]〜【どの様な「食べ物」を、私は食べれば良いのか!?】〈Ⅴ「肝臓障害(肝症状)」が気になる方へ、(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〉〜…
◉「肝臓の障害(肝の症状)」が気になる方へ、(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜「改善すると、思われる栄養素」の「まとめ/考察」
◎前ファイル[③〜④/栄養素・成分編]の成分を『効能に基づいて機序別に分類』すると
、…
先ずは、
□【「体内」でアルコールの分解に必要な「アルコール脱水素酵素」の働きに必要不可欠な成分群】
◆【亜鉛/人間の構成に必要不可欠なミネラル類の一種】、
◆【セサミン/ごま﹅に含まれる抗酸化物質の一種(ゴマリグナン)と云うリグナン類の一種】、
◆【ナイアシン/ ビタミンB群の一種(ビタミンB¹)】、
□【「アミノ酸」は、疲労の原因となる「乳酸」の発生を抑える効果がある。(特にBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)に「筋肉疲労を予防」し、回復させる効果がある成分群。】
◆【アミノ酸/人間の構成に必要不可欠なアミノ酸類の一種】、
◆【BCAA/分子に分岐構造を持つアミノ酸類(ロイシン/イソロイシン/バリン)】、
□【「アルコール代謝」を促し、二日酔いを改善する効果がある。また、「アラニン/グルタミン」は「アルコール代謝の促進」だけでなく、「肝障害の改善」にも効果的と云われる成分群。】
◆【アラニン/アルコールの分解を促進するアミノ酸類の一種】、
◆【グルタミン/体内で合成する事が出来る非必須アミノ酸類の一種(リラックス成分であるGABA(ギャバ)を生成し、日本で最初に発見されたうま味物質)】、
□【「アリイン」は、「ビタミンB¹」と結び付く事によって「ビタミンB¹」を体内に長く留め、エネルギーを生みだす効果を持続させます。この働きにより、「アリイン(調理によって分解されてアリシンとなる物質)」は「ビタミンB¹」の利用効率を高め、エネルギーを生みだして「疲労回復を助ける」効果がある成分。】
◆【アリイン/硫黄を含む、含硫アミノ酸類の一種】、
◆【ビタミンB¹/(ナイアシン)ビタミンB群の一種】、
◆【ビスベンチアミン/(ビタミン類)「ビタミンB¹」の誘導体の一種で、「ビタミンB¹の働きを助ける」作用がある。】、
□【「α-リポ酸」が持つ「抗酸化力」は、「細胞を活性酸素によるダメージから守り」、「疲れにくく」、病気に負けない体を作る効果がある成分群。】
◆【α-リポ酸/必須脂肪酸類の一種】、
◆【エクサージ/茶葉から抽出された100%天然由来の成分】、
□【「イミダゾールペプチド」は、筋肉の中で作り出される物質で、「活性酸素を抑える」働きがあり、また「慢性疲労症候群」を予防・改善する作用、及び体内の疲労の原因となる「乳酸」の分解にも働きかけ、「疲労回復効果」を司る。
「イミダゾールペプチド」は、筋肉の中で作り出される物質で、「活性酸素を抑える」働きがある成分。】
◆【イミダゾールペプチド/複合体アミノ酸類の一種】、
◆【カルノシン/2つの「アミノ酸」が結合した「イミダゾールペプチド」の一種】、
□【日常的・慢性的に疲れを感じている人は、「エネルギーを生み出す原動力」となる「L-カルニチン」を補う事によって、「疲労感/だるさ」を和らげる事が出来、疲れを回復する事に繋がる成分】
◆【L-カルニチン/ 必須アミノ酸のリジンとメチオニンを材料に、肝臓で合成されるアミノ酸】、
□【「オルニチン」は、体にとって有害な「アンモニア」を肝臓で分解する「オルニチンサイクル」に働きかけ、「疲労回復効果」が期待出来る成分】
◆【オルニチン/ 非必須アミノ酸の一種】、
□【「核酸」が分解される事によってできる「尿酸」には、体内で発生した「活性酸素」を抑制する「抗酸化力を高める」働きがある成分】
◆【核酸/ 細胞核の中に存在し、生物生存のための遺伝情報を持っているDNAと、生物の細胞にとって重要な材料である「タンパク質」を作り出す働きを持つRNAによって構成される成分】、
□【「新陳代謝が活発に行われる」事によって「疲れ」は解消されます。
しかし、年齢と共に新陳代謝が正常に行われにくくなる為、疲れが取れにくくなります。「カプサイシン」は、「血行を促進」し、「老廃物を排出させる」事によって、「疲れが溜まりにくい体を作る」事が出来る成分】
◆【カプサイシン/ とうがらし🌶️に含まれる辛味成分の一種】、
□【「身体に疲労が溜まると、普段「弱アルカリ性」の人間の体は「酸性」に傾きます。
これは、体内の「クエン酸回路」が上手く回らなかった事により、「ブドウ糖」が分解された跡の残りカスの様なものである「焦性ブドウ糖/乳酸」が体内に多く溜まっている状態と云えます。
「クエン酸回路を活性化させる」事で、それらの「有害物質が減少される」と考えられており、疲労回復に効果的だと云われている成分】
◆【クエン酸/酢や柑橘類に含まれる酸味成分】、
□【「ブドウ糖」等の糖質が不足すると身体が疲れやすくなってしまいます。
多数の「ブドウ糖」が複雑につなが繫がった「多糖類であるグリコーゲン」は、疲労回復に効果があると考えられる成分】
◆【グリコーゲン/カキ、エビ等に含まれている多糖類】、
□【「肝臓が機能低下」してしまうと、「毒素/老廃物が体内に溜まり易く」なり、疲れ易くなる。
「肝臓」が「解毒作用」を行う上で必要となる「グルタチオン」には、「肝機能を高める効果」がある成分】
◆【グルタチオン/アミノ酸が連なってできる化合物の一種】、
◆【厶チン/糖とタンパク質が結合してできた多糖類の一種】、
□【「エネルギーを作り出す力」が低下すると、体の様々な臓器や組織の働きが弱くなり、病気や老化の原因に繫がります。
「コエンザイムQ10」には「エネルギーを作り出す働きがある為、「疲労回復の効果」がある成分】
◆【コエンザイムQ10/細胞の中にあるミトコンドリアに存在〜ビタミンQ】、
□【「コリン」は「肝臓での脂質代謝に必要」とされています。
肝臓の細胞である「クッパ細胞/多核細胞」を増加させ、「肝臓内の善玉(HDL)コレステロール」を増加させ、「脂肪肝を予防」する成分】
◆【コリン/リン脂質と呼ばれる脂質の一種】、
□【「サポニン」には、「過酸化脂質」の生成を抑制し、「肝機能を高める」効果がある成分】
◆【サポニン/植物の根・葉・茎 等に広く含まれている配糖体の一種】、
□【「シトルリン」は、「スイカ🍉」から発見された成分で、「スーパーアミノ酸」とも呼ばれている、アミノ酸の一種です。
「ウリ科の植物」に多含であり、「一酸化窒素の生産を促す」事で、「血管を拡張させる効果や、疲労を回復する効果」を持つ成分】
◆【シトルリン/スイカ🍉から発見されたスーパーアミノ酸(アミノ酸の一種)】、
□【「スクワレン」の「酸素を補給する作用」は、「特に肝細胞に豊富な酸素が供給される」事によって、肝臓の活動が活発化し、「肝機能の回復や強化を図る」成分】
◆【スクワレン/サメ類の肝油から精製される不飽和脂肪酸の一種】、
□【「スレオニン」は成長を促進したり、「肝臓に脂肪が蓄積するのを抑制する」効果がある成分】
◆【スレオニン/体内で合成する事が出来ない必須アミノ酸の一種】、
◆【レシチン/ホスファチジルコリンとも呼ばれ、リン脂質と呼ばれる脂質の一種】、
□【「タウリン」は、肝臓で「胆汁酸の分泌」や「肝細胞の再生を促進」したり、「細胞膜を安定化させたりする」成分】
◆【タウリン/含硫(がんりゅう)アミノ酸の一種】、
□【「ビタミンB⁶」は、「脂質の代謝をサポート」し、「肝臓への脂質の蓄積を防ぐ。」
結果として、「脂肪肝を予防する」効果がある成分】
◆【ビタミンB⁶/ビタミンB群の一種】、
□【「ブドウ糖」等の「糖質が不足する」と、「身体が疲れ易くなる」。
このような状態では疲労が溜まるばかりになってしまう。
(特に、「脳がエネルギー不足」になった時に有効である成分】
◆【ブドウ糖/ハチミツに豊富に含まれる単糖類の一種】、
□【「病気や体調不良の多くは、免疫力の低下が原因である」と云われる。
「プラセンタ」は、「新陳代謝/感染症等への抵抗力を高め」て体の修復を早めるとして、様々な病気の治療や改善に働きかけ、健やかで疲れにくい身体を作る効果がある成分】
◆【プラセンタ/哺乳類の胎児を成長させるための胎盤の事】、
□【「脂質」の摂り過ぎにより肝臓に送られる脂肪酸の量が増えた場合や、「アルコールの飲み過ぎ」等が原因で「中性脂肪」が肝臓に蓄積すると、「脂肪肝」になります。
「ベタイン」には、「肝臓へ脂肪が沈着する」のを防ぐと共に、「脂肪の排出を促進する作用がある」事から、「脂肪肝を予防する」効果が期待出来る成分】
◆【ベタイン/水産物 等に含まれる天然物質で、アミノ酸の一種】、
□【「ペクチン」には「腸内環境を整え」て、「便秘を解消する」効果があります。
「腸内環境を整える」事で、摂取した栄養を無駄なく吸収する事ができ、「疲労回復/体力増強」等も期待できる成分】
◆【ペクチン/林檎や柑橘類に含まれる食物繊維の一種】、
□【「メグスリノキエキス」は、「肝機能の強化」にも役立つ成分です。
葉/樹皮に含まれる「ロドデンドロール」の働きにより、「肝臓の解毒作用が活発になる」事から、この効果が知られている成分】
◆【メグスリノキエキス/薬効成分がある樹木の一種】、
◆【メチオニン/必須アミノ酸の一種】、
□【「リボース」は、エネルギーの源である「ATP(アデノシン3リン酸)」の生合成促進を行う事によって「エネルギー生産活動を活発にし」、「疲労回復を生む」事が期待できる成分】
◆【リボース/RNA(核酸)の材料として重要な単糖類の中の五炭糖の一つ】、
□【年齢と共に「疲労回復」に時間が掛かる/疲れ易くなるのは、「体内のRNAが不足」し、「新陳代謝が衰えてしまう」事が大きな原因です。それを改善する成分】
◆【RNA(リボ核酸)/DNAと共に遺伝物質であり核酸の一つ】、
◎「上記の成分」を、「成分別」に分類すると、…
■【アミノ酸 類】、〜
▲[アミノ酸/BCAA/アラニン/グルタミン/オルニチン/スレオニン/メチオニン 等。]…〈7つ〉
■【含硫・複合・合成アミノ酸 類】、〜
▲[タウリン/アリイン/イミダゾールペプチド/カルノシン/L-カルニチン/グルタチオン/ベタイン/シトルリン 等。]…〈8つ〉
■【フラボノイド/ポリフェノール 類】〜
▲[カプサイシン(🌶️)/リグナン/エクサージ/]…〈3つ〉
■【糖タンパク質/多糖類 類】〜
▲[グリコーゲン/ブドウ糖/サポニン/ムチン]…〈4つ〉
■【脂肪酸 類】〜
▲[α-リポ酸/レシチン/スクワレン/コリン]…〈4つ〉
■【細胞・酸・他 類】〜
▲[核酸/クエン酸/RNA(リボ核酸)/リボース/プラセンタ]…〈5つ〉
■【ファイトケミカル 類】〜
▲[メグスリノキエキス]…〈1つ〉
■【ビタミン 類】〜
▲[ビタミンB¹(ナイアシン)/ビスベンチアミン(誘導体)/ビタミンB⁶(ピリドキシン)/ビタミンQ(コエンザイムQ10)]…
〈4つ〉
■【食物繊維 類】〜
▲[ペクチン🍅]…〈1つ〉
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以上です…。 次回[食薬&帰経に基づく、「腎臓の機能障害(浮腫み)等」に有効とされる食材】についての「解説」編]、…【医食の章/6節/①】に移ります。