【詩】てつ学②
そこは安全で安心する
でも
簡単にたどり着けない二つのふくらみ
赦されてはじめて
この働く傷だらけの手が
触れてもいい神聖なふくらみ
君のふくらみに触れるのは誰
僕が大切に触れてきた
その二つの優しいふくらみは
愛情のかたまりが美しくスベスベに光ったものだ
大切に触れてきたのにくるしい
誰かが雑に触れているのか
あいつに赦すのか
こいつにも赦すのか
僕は僕だけじゃなかったのはなぜ
てつ学の本を読んで三行でやめた
おんなじだ
今大好きな君のことが苦しい
救いはどこにもない
二つのふくらみのあたたかさを思い出すため
今日もろくでなしでも
さて、行くか。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートってなんですか?