【詩】濁流
いつもよりありがとう
こんなに好きにさせてくれて
伝わらないあふれてくるありがとうが
まるで水びたし
次から次へとあふれてくる
ありがとうが美しい小川のせせらぎのようだったらいいのに
ありがとう、でも君に欲情する
大好きだ、そそり立つさまがまるで濁流だ
大好き過ぎて小川のせせらぎの澄んだ水だろうと濁流になるんだな
澄まして格好つけた男の濁流が君を傷つける
そんなやつには惚れるなよ絶対
地位も名誉も何もない
僕は最初から濁流だ
そのほうがわかりやすいけれども
最期に澄んだ海に流れゆくから
いつか澄んだ海に戻れるから
ずっと清流かのように恵まれて
みはらしのいいふりしたやつには惚れるなよ
僕の濁流にのまれろ
心配ない
いつかあの美しい海まで
必ず連れていってやるから
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