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【詩】におい

街かどを歩く
ひとのひととひと
すれ違いの柔軟剤の匂いには
気持ちが萎えたけど

誰かの柔軟剤が誰かと同じ

そんなばかなこと

君はそのままの匂いで
思い出の匂いのままで
とは思わないけども

思い出の匂いが鼻の奥の片隅の突き当たりにあるんだ

それが今でも香る
ラーメンをすすっていても香るんだ

汗とシャンプーと制汗剤の匂いのままでいてくれたらいいな

そのままが大好きだよ

特別な君へ

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こうき
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