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米びつ🍚

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あなた様のコメを大切に本棚にしまっておきたい。ありがとうございました💬忘れないように大切にします
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#言葉

【詩】フォロワーさん

朝起きたらフォロワーさんが1から0
そんなもんだよと思いつつ二度見
何がいけないと考えてもしゃーなし

もしも今闘いに臨むとしたら
兵士はゼロでお山の大将オンリー

鎧もつけずスマホだけポケットに
両手をあげて降参降参命からがら

フォローバックは高望み
共感なんてとんでもない
あなたの声を聞きたいだけ

あなたの言葉知りたいだけ

【詩】やっと

【詩】やっと

やっと
ぽつりと言葉が出るころ
もう君はいなかった

やっと
がんばって手にした金も
うまい棒や
ハーゲンダッツに消えた

やっと
完成した君への大好き

その心

やっと見つけた
大好きな君のことが

やっと出た言葉で
傷つけた

やっと
って何だろ

考えて考えて考えて考えて
それが
あかんかった

気まぐれ日記/桜

気まぐれ日記/桜

2月7日

 昨日から明日まで、3泊4日で実家にお泊まり。
昨日はお母さんと、美味しい焼き芋を買いに行ったり、カルディに行ったり、豆腐屋さんでプリン買ったり、「ワインの専門誌で絶賛」という言葉に惹かれ、ワインを買って実家に戻り、夕食に、そのワインを飲んだ。
確かに美味しい。

 りんごが夕方仕事から帰って来て、一緒に飲んだ。りんごは、赤ワインは苦手だけどこれなら飲める!と、喜んでた。

 お互い、

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都忘れの風|詩

都忘れの風|詩

「都忘れの風」

呼吸のできない空に指なぞり
幾度なく、
読んでは返した終わりの文

まだ知らぬ、
俤をさがす更けの風
その映らぬ言の葉ひとみ傾け
音の続きに耳を澄まして

虫の子ひとつ聴こえぬ晦冥
都忘れのその夜に
誰に抱かれて、何を想うて……

【詩】言霊

【詩】言霊

言葉にも 意識がある

魂の宿っていない言葉は

どんなに 素晴らしい言葉を重ねても

人を感動させ 導くことは できない

湯浴み

湯浴み

蛍火が湯舟に一粒
白いカーブにほんのり灯る
夕さりに言葉はいらない
この灯りを
そう
見つめていよう
きっと何かが
浮かび上がる

足先からすっと
湯の中に滑り込み
夜伽のように
星座の名前をつぶやく
形のないものでいい
はっきりとした輪郭がなくても
ただぼんやりと温められる
気持ちがあるなら

体温調節の利きやすい
浴衣を羽織って
淡い夢への展望を
いくつも重ねて
君は言葉を選ぶけれども
燃える

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29. 【詩】 花手水 (はなちょうず)

29. 【詩】 花手水 (はなちょうず)

朝目が覚めて

自分の呼吸を確かめる

生きている

それは恵みだと

君が言う

どうしようもなく

寂しさの底の底で

水にくるまれる時でも

好きなものをスキとまっすぐに言えたら

それを幸せと名付けよう

無感動でなければ進めなかった

あの青い夜更けを漕いで

流れる方向に中指の先を浸す

水分に触れた感触も

そのままでいい

流れてゆくものは

後を断たない

けれどもし

ゆきたい

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