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米びつ🍚

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あなた様のコメを大切に本棚にしまっておきたい。ありがとうございました💬忘れないように大切にします
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#詩

【詩】すきなうた

画面に/難しい読めない漢字が溢れている

古語や壮大な表現を多用して/格好がいい

心が動かない/私馬鹿だから飲み込めない
 
私のすきなうたは/素朴でシンプルなもの

世界を優しい瞳/朗らかな感性で切り取る

あなたのこと/日々のことを教えてほしい

すきな食べ物/行きたい場所/初恋のあの子

わかった/知りたい知りたいと願うことは

その人のことをすきになっていくことだ

すきだから/知りたく

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【日記】日曜日記2024/11/03

【日記】日曜日記2024/11/03

わたしは口も悪く頭も悪い。
こんなタイプの人間が詩を書き始めた。
そもそも【詩】なんて書けるのか。
多分【詩のようなもの】にもならないだろう。
それでも何か感じることがあったら
がんがん書いていこうと思う。
平凡な日常で書くことあるのかな?とは
思うのだけどまぁ、コーヒー飲んだりご飯食べたりすることでも【詩】は書ける。
のだろ?違うのか。
noteのことはよくわからない。
フォロワーさんを増やすこ

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【詩】フォロワーさん

朝起きたらフォロワーさんが1から0
そんなもんだよと思いつつ二度見
何がいけないと考えてもしゃーなし

もしも今闘いに臨むとしたら
兵士はゼロでお山の大将オンリー

鎧もつけずスマホだけポケットに
両手をあげて降参降参命からがら

フォローバックは高望み
共感なんてとんでもない
あなたの声を聞きたいだけ

あなたの言葉知りたいだけ

umi ー 創作詩50

目をつむって 風の匂いをみる
波の音にふれる

街が夜に呑まれ
ただ深い碧の砂を聞く

自然は 静かにかつ丁寧に
さらさら 水の波紋をつなげた

大きく息を吸って はいて
私という生命に手のひらをあて

今夜、部屋の灯りを消す

山の紅葉の裏の
薄むらさきに染まった海を
映した

詩『中流階級の叫び』

詩『中流階級の叫び』

音楽生成AIのSunoに、今回の詩に曲をつけてもらいました。

彼にはずっと笑ってほしいが
そういうわけにもいかないという
「もう泣かないで」なんて
泣いてる僕が言えるかよ

カウンセラーは忙しくて話す暇もないらしい
隣の女は虚しくて笑う暇もないらしい
男性教師は落ち込んで遊ぶ暇もないらしい

独創性すら誰かのマネか
再上演すら親父の金か
富裕層には何もできないと思ってやがる

明るい未来が来ない

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詩『YELLOWTAIL』

詩『YELLOWTAIL』

君のことを考えようとするけど
なぜかロクに考えられない

君を想う気持ちなんて山ほどあって
全部を捨てて考えてたいのに
考えられない君のこころが
ぼんやり霞んだ想いになる

こんな気持ちが 君に分かるだろうか

その子供みたいな無邪気さで
僕を慰めてほしかった

でも君は行ってしまう
伸びた歌声とギターを置いて
僕を夏の真ん中に残して

ラリった君はイエローテイル

君のどこが好きか言おうとするけ

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幸せ ー 創作詩10

私はいつでも幸せだった

空腹になることはなく
優しい家族に囲まれて
友達と学校へ毎日通い
好きなことを日が暮れるまで

私はそれでも不満だった

嫌いなピーマンを食べ
兄弟や両親と喧嘩して
学校ではいじめられて
嫌なことばかり思い出す夜に

私の大好きな人は言う
幸せで満足にはなれない
お腹いっぱいになれない

だけど
幸せは人を
不幸せにはしないのだと

一口だけでいい
その幸せを
食べずに残

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都忘れの風|詩

都忘れの風|詩

「都忘れの風」

呼吸のできない空に指なぞり
幾度なく、
読んでは返した終わりの文

まだ知らぬ、
俤をさがす更けの風
その映らぬ言の葉ひとみ傾け
音の続きに耳を澄まして

虫の子ひとつ聴こえぬ晦冥
都忘れのその夜に
誰に抱かれて、何を想うて……

詩『星』

詩『星』

この広い世界には
数えきれないくらいの
素晴らしい物語があるんだろう

私はそれを全部知ることはなく
死んでいくんだろうけど
それでも私は 悲しまないで生きたいな

今日はいったいどんな奴らが
どんな物語を作るんだろう

どんなにダサくても
スベってても カッコ悪くても
作ってる奴らがカッコイイ
それがイケてりゃなおカッコイイ

この私も
誰かにとっての奴らの中の一人になりたいな

(作成日:20

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湯浴み

湯浴み

蛍火が湯舟に一粒
白いカーブにほんのり灯る
夕さりに言葉はいらない
この灯りを
そう
見つめていよう
きっと何かが
浮かび上がる

足先からすっと
湯の中に滑り込み
夜伽のように
星座の名前をつぶやく
形のないものでいい
はっきりとした輪郭がなくても
ただぼんやりと温められる
気持ちがあるなら

体温調節の利きやすい
浴衣を羽織って
淡い夢への展望を
いくつも重ねて
君は言葉を選ぶけれども
燃える

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29. 【詩】 花手水 (はなちょうず)

29. 【詩】 花手水 (はなちょうず)

朝目が覚めて

自分の呼吸を確かめる

生きている

それは恵みだと

君が言う

どうしようもなく

寂しさの底の底で

水にくるまれる時でも

好きなものをスキとまっすぐに言えたら

それを幸せと名付けよう

無感動でなければ進めなかった

あの青い夜更けを漕いで

流れる方向に中指の先を浸す

水分に触れた感触も

そのままでいい

流れてゆくものは

後を断たない

けれどもし

ゆきたい

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【詩】 雪が降ったら

【詩】 雪が降ったら

明日あなたを一人にしたくない
しんしんと雪が降っているから

あなたから遠いこの地が白で埋め尽くされる
独り言も動物達の笑い声も枝先を震わせる風も
すべての音を吸い込む白
熱を受けると溶ける白
重くなりゆく瞼の奥で思考の先にあるかもしれず突き進めばいつか届きそうな白
掴めそうでつかめない白
全てを振り払って原点に還る白

目指したものは柔らかな曲線を描く峠の果て
さぞかし美しい一色が視界を征服し

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ユリの日常

ユリの日常

はじめまして ユリです

この世界は美しくてほんとうはすきだけれど
いつもどこか窮屈だったり
虚無感が消えなかったり

でもたまに
感動したり
癒されたり
嬉しかったり
恋をしたり

生きていたいと思ったりする

これはそんなわたしの日常
生きていることの記録です

夜さり (ようさり)

夜さり (ようさり)

呑み残したワインの赤を
少し傾けて三日月
網戸越しに夜空を区切って
星一つ惑星二つ
ひと目進んで小宇宙
碁盤の上でスキップを踏んで
私ごと小さくなって
水仙の帽子にスノードロップのトップス
カラーの袖口優雅に
オンシジュームのロングスカートが戦ぐ
ドレープに眩しく泳ぐ月光
ステップを踏み
常夜灯の優しいテラス席に行き着けば
闇色のカフェインのため
ざっくりと粉砂糖に匙を差し込む
想像されるサ音より

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