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米びつ🍚

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2025年2月の記事一覧

【掌編小説】チアーズ!(800文字)

【掌編小説】チアーズ!(800文字)

「今日さ、歯を磨こ思て寝ぼけてたから洗顔フォームを口に入れた蟹みたいに泡が出てん激まずで目ぇ冷めた。それだけ。」
隣に座る肩が触れそうな距離。
右隣のあなた、照明がわたしを少しでも美しく見せてくれるといい。
バーテンもいい感じに客を無視してくれて楽。
あなたの言葉は耳に入る前に形を持ち色づく。
ブルームーンを一口啜る。
「バーって緊張するね、私慣れてないからどきどきする。」
「バーは暗いしな、そり

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【詩】ひらがなのこころ

【詩】ひらがなのこころ

どうもいかれたらしい
あちこちにがたがきた

さむいからしかたない
ぬくもりをくださいと

はだがひえるのはなぜ
おなかがすいているな

うちがわもはだがある
ちくわみたいなからだ

つつぬけだきみがすき

うるおいはごはんだな
たべたらすぐよくなる

どうもわりぃなからだ
まぁええかひとりごと

ちょこれいとはいらん
ひらがなのひとりごと

ちょこれいとください
ひらがなはしょうじき

【詩】詩が浮かぶ

【詩】詩が浮かぶ

息もできないほど
詩が浮かぶなら

自分が何者なのかは
わからなくてもいいよ

わかるときがきても
だいたいでいい
そのままがいい
君がいい

自分はどこから来て
どこへいくのか
そのままがいいのか
ほんとは何も知らないままだ

僕もここにいるって
なんでかな
気づくごめん

そんなことを感じて
知らない君のことを考えていた

もう行く時間がせまり
ボールペンが詩を書かせたから
下書きにありがとう

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もう 息をして 生きていることだけで 精一杯