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積み読者📚️

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あとでも読む、読みたい本があります。大切に大切に、この手に包んで本棚に収納させていただきました。ありがとうございます。
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#スキしてみて

【詩】こちょこちょ

【詩】こちょこちょ

朝陽を切って
微笑みを
雲に散らして
生きながら
崩れてしまいそうになる
わたしを
支えてくれる
あなたは風
あなたは夢
遠く離れた場所から
わたしを引き上げてくれる
目に痛く焼き付いている
あなたの残像
空に浮かべて
どこかさびしい
わたしをこちょこちょして
いつも笑わせてくれるのは
あなたという虹
つかめないけれど
あなたは色そのもの
あなたは光そのもの

【詩】実存の彼方へ

【詩】実存の彼方へ

反実存の新境地に立つことを
いつからか夢見ていた詩人は
住み慣れた廃墟に背を向けて
旅に出た
転調の嵐の中
実存の彼方へと

旅の途中で
詩人は立ち止まり
その手のひらを見つめる

ああ 生きていた
ああ 生きている
―それが存在だと信じて―

だが詩人は複雑な性格の風を
不覚にも彼自身と同一視する

詩人は再び
生死の巧みな罠に誘引される

―生きているのだろうか
自然に死んでいるのだろうか―

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【詩】チャイム

【詩】チャイム

君が早く帰らないかなって
思いながら詩を書く
会えないことは
はじめから知らない感情だから
淋しくない
宅配便のように
予期しなかったプレゼントみたいに
全て事故でありたい
深々と雪のようにつもる感情はない
それで良いと思っている
とける間際の結晶が
眩しいから
それで良いと思っている

おろか

おろか

一瞬を切り取って

知った気になって

そうぞうで

たんごを ならべ

タコの 評価で

いい気になって

文学者きどり

し って

てがるな ものじゃない

かんたん じゃない

くるくる まわる

ぐるぐる めぐる

けんじょうしゃの 顔した

かたまりの 
きみょうな あたま

いたくも かゆくも

ありません

そっちの みずは あまいの

そっちの みずは

こ を えがくだけ

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【詩】溶ける

雪だるまがかたちを崩すように
消えてしまいたい夜があるよ
熱いココアがそろそろ飲みたい
体の内側から溶かせ溶かしてしまえ
弱いなぁ弱いよなぁ息はまだ白くない
病んでるの病んでないただ寂しい
今できることは言葉を積むこと
それだってすべてわたしのため
この星空の下誰かも同じように
溶けたい消えたいと考えていたならば
同志よ失せてくれるなよ置いていくなよ

【詩】すきなうた

画面に/難しい読めない漢字が溢れている

古語や壮大な表現を多用して/格好がいい

心が動かない/私馬鹿だから飲み込めない
 
私のすきなうたは/素朴でシンプルなもの

世界を優しい瞳/朗らかな感性で切り取る

あなたのこと/日々のことを教えてほしい

すきな食べ物/行きたい場所/初恋のあの子

わかった/知りたい知りたいと願うことは

その人のことをすきになっていくことだ

すきだから/知りたく

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【詩】夜空に広がる

【詩】夜空に広がる

いつぶりだろうか

サービスエリアで自分の車を見る

ポケットに手を入れて

ベンチに座る

目をつむって押した

自動販売機

出てきたのはメロンソーダ

サービスエリア以外に光はない

虫の声だけが暗闇から聞こえる

このままでいいのか

何年ぶりかに飲んだ

メロンソーダを持って

家族連れ サラリーマン

トラックドライバー

目の前を通り過ぎるバイク

いつもの 

きっといつもの

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カップめんのチャルメラ味噌ラーメンを食べました。汁は全部は飲まないし、ナルトがダメなので残します。流しに生ごみが捨ててありました。そこに残りの汁を流してしまいました。にこにこしているたくさんのおじさんの笑顔を、捨ててしまいました。チャルメラおじさんがかわいそうだと思いました。

〖作詞〗『真に咲く』

〖作詞〗『真に咲く』

『 真に咲く 』
作詞 : S0U.

君にとって  今の世界は
生きづらい?
少し人より敏感だから
どんな  +も-も
大きい値に  感じてしまう

電気で疎通を  図る体内
電位がブレて  疲れてしまう
涙を弱さと  知りつつも
今じゃないのに  溢れる涙

誰より君は  真っ直ぐで
ピュアな心が  あると思う
君は嫌だと  言うけれど
どうか  そのまま変わらないで
過去を笑える  その日ま

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恋愛は、自分の意思

恋愛は、自分の意思

雨上がりの朝。
鳥のさえずり。
光が差し込む部屋。

何もかも私に響いてくれない、寂しい。
私のそばには、色んなものがあるはずなのに孤独を感じる。

前の私は、雨上がりの朝の空気だけでも「気持ちいい。今日も頑張ろう」と思えていた。

誰かが書いた本、言葉にもたくさん救われていた。
頭の片隅に誰かの言葉があって、それを糧に頑張れていた日もあった。

好きなYouTuberの動画を楽しみに頑張ろう。

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〖作詞〗『はだかのおうさま』

〖作詞〗『はだかのおうさま』

『はだかのおうさま』
作詞 : S0U.

ねぇ  そこの王様
過去という名の城はどうです?
見下ろし  見下し  いい気持ち
半径1の  その世界
さぞかし広いことでしょう

余りに長く  生きたから  
瞳が濁って  白内障
見えてる景色は  本物ですか?

近寄る仮面の  家来たち  
張り付く笑顔は  変わらない
気付きませんね  
仮面の下の  笑顔の意味を
表の顔を  微笑み見てる

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〖作詞〗『これが僕だ』

〖作詞〗『これが僕だ』

『これが僕だ』
作詞 : S0U.

オリジナルだと思っても
ググれば  似たこと言ってる人が
僕という存在は
誰かを集めて  出来ている

人であるから  仕方ない
「頑張る」を  
頓知つかって  言い換えて
腹を太鼓に  鼓舞してる

それが僕だ  それが僕だ
紛れもなく  迷いもなく
凡人だっていいんだ
笑う言葉が  あればいいんだ

世界に残る  名言は
普通だからこそ  価値がある

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