仕事おわりのguで仲間を見つける
仕事終わりにguで会社用の服を買いにいってきた。
10月になると急にしんと冷えてきて、手持ちの服の色あいや生地がとたんに今に合わなくなった。
こうやって急に右往左往してしまうダメOLの味方、超気のきくブランドguである。
顔は直線クールカジュアル×体は曲線のウェーブ体型。
顔と体のタイプが逆だから服選びがむずかしいけど、guなら1着はしのげる服が見つかる。
同じ店内なのに、2回、3回と店内を回ると、さっきは見つからなかった服がふしぎと目にはいったりする。
そしてそういう服こそお買い上げしたりするから面白い。
わたしはそういうことがよくあるから、あきらめずに同じところも何回か歩いた。
無事に3着お買い上げして、しばらくは通勤服に困らなさそう。よかった。
以前、山内マリコさんのお買い物エッセイに
「ユニクロやguは買う時は楽しいけど、着る時は楽しくない」
と、なるほど鋭い一言がかいてあった。
たしかに…
購入してから長いことずっと付き合えたり、買うときに勇気を出して後からじわじわと「あぁ、あのとき買ってよかった…」と思うようなアイテムたちではないかもしれない。
でも、困ったときに定休日なく空いている、このお店。
こうやって急に季節が変わったときも、明日からも変わらず服を着なきゃいけないわたしたちにとって、なんと心強い存在だろうと思うのです。
そして平日のguには同じような働く女性がちらほら。
オフィスから退勤してきてそのままのキリッとした表情に、てろんとした素材のブラウスとタイトスカート、ヒールを履いたお姉さん
白シャツにグレーのベスト、ピンストライプのCAのようなお姉さん
そしてもちろん、大きな声であいさつをしてくれて、インカムで会話をしながら、目があったら笑顔の店員のお姉さん。
心から楽しんで選ぶほどの時間はないだろうけど、必要な服を見定めて明日からもがんばる。
服は、着なくちゃいけない。
明日からも、働かなくちゃいけない。
そんな仲間がたくさんいるなぁ、と思ってお店を後にした。
家に帰ってタグを切って、手持ちの服とあわせる。
「よし、これで2ヶ月は買い足さずに着回すぞ!」
と、とりあえずは思いながら。
明日からもがんばるぞ。