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残念なブラックジャック

昨日、ブラックジャックが高橋一生主演でドラマ化された。
はっきり言って失望
高橋一生は好きな俳優なので、少しは期待したが、脚本が悪かったのか、監督が悪かったのか、俳優陣のせいなのか

そもそも、いくつかのエピソードを2時間ドラマに集約したことに無理がある。

一番重要な命のやりとりの場面が薄っぺらく感じてしまった。そもそも安楽死を推奨する謎の医者のキリコが何故女性?キリコのミステリアスさもないし、ブラックジャックの最後の言葉も浮いてしまう。

せっかく重い病気の患者を、必死の思いで治療したのに、その患者は交通事故であえなく命を落とす。

それを聞いたキリコがどれだけ、頑張って生還させたとしても、運命には逆らえないと、高笑いする場面

漫画では迫力があったが、ドラマでは、薄っぺらくて何も感じない。同じ言葉でもこうも違うのか
やはり言葉はその作者の魂が宿ってるとあらためて感じさせられた。

この命に対する二人のやりとりは、どんな状態でも助けようとする医者と、死にたいと思う人間を安楽死させるのが正義と思ってる医者の(この患者は病気のせいで死にたいと思っていた)、生と死の狭間で闘う人間の模様を描いた真骨頂の場面なのだ。

ブラックジャックを描くなら、20分位のオムニバス的なドラマにすべきだと思った。

昨日はこのドラマのせいで、2時間頑張って見た時間を、取り戻してほしいと思った、残念な夜だった。

すみません、マニアックな記事なので、興味のない方はコメント結構です
つい、愚痴をこぼしたくなりました。

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