花の色は…
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小野小町の有名な歌を、書いてみました。
花の色は
うつりにけりないたづらに
わが身世にふる
ながめせしまに
小野小町は六歌仙唯一の女流歌人。絶世の美女と伝えられてるが、その経歴は正確なことがわかっていないらしい。
六歌仙…平安初期の六人の和歌の名人。在原業平(ありわらのなりひら)・僧正遍昭(へんじょう)・喜撰(きせん)法師・大伴黒主(おおとものくろぬし)・文屋康秀(ふんやのやすひで)・小野小町
この歌は古今集、百人一首に収められている。
歌の意味
桜の花は満開で、きれいだとながめている間もなく、春の長雨が降って、花の色はむなしくもあせてしまった。それが自分の容姿と同じく、物思いをしている間にすっかり衰えてしまった
世界三大美女の一人で、絶世の美女といわれた小野小町が詠んでいることで、嘆きや憂いの深さがより伝わってくるようです。 また、外見の衰えだけでなく、恋が実らずに心もすっかり衰えてしまったという意味の歌でもあるようです。
う〜身に染みる〜絶世の美女じゃないけど笑
ヘッダーの写真はソメイヨシノが終わって、満開になった近所の公園の八重桜です