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モダンホライゾン2の思い出
先日モダンホライゾン2のドラフトをする機会があり、昔の女(彼女いたことねーだろ)に会ったような気になったのでちょっと思い出話を書こうと思います。
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はじめに
今回は私がモダンホライゾン2の発売からずーーーーーーっといじっていたデッキの話です。
最初にお伝えしておきたいのは
①最初から最後まで全部同じデッキであること
②インターネットのデッキリストは一切見ていないこと
③当時を思い出しながらデッキを打ち込んでるので細部は違う可能性があるということ
です。
友人達の意見を聞き、試行錯誤を繰り返した結果こうなったということをまずお伝えしておきます。
このお話は私のサグラダ・ファミリア建築の話です。
もう少しだけお付き合いください。
私のMTG歴は第7版(10才くらい?)からスタートしています。
しばらく離れていまして、大学時代に目に止まったタルキールフェッチが綺麗過ぎたので細々と買い始めました。
イラストが綺麗という理由で買っていたので遊んではいなかったです。
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デッキを組むようになったのは、社会人になってカラデシュからです(お金稼ぐようになると箍が外れますね)。
初めてフライデーナイトマジックで全勝した時に、最後を決めてくれたのが回転翼機と癇しゃくでした。
手札ゼロからルーティングしてトップ癇しゃくが決まって勝ち。
本当に嬉しかったです。
お相手がスパイクの方で、
「全部デッキトップで解決してる。」
「引きがいいだけ。」
「あれが違えば俺が勝ってた。」
等々友人に吹聴してまして、MTG辞めようかと本気で思いました。
もしもこの駄文を読んでいる方がいらっしゃいましたら、負けた悔しさはチラシの裏に書いておくようお願いします。
黎明期
手札0から逆転して脳が破壊された私は、回転翼機と癇しゃくをどうしても使いたかったんです。
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2019年12月2日、何故かパイオニアの禁止改定のリストに
「密輸人の回転翼機」
???
ルンルンで組んでたパイオニアのサグラダ・ファミリアは、神に破壊されたバベルの塔に早変わりしました。
~時は流れて2021年~
調べてみたらモダンホライゾン2は2021年6月11日発売のパックでした。
そう考えるとまだそんなに経ってないような気がしますね。
モダンホライゾン2のリストを見て
マッドネスの強化が入る!
ハンド捨ててもクリーチャーが出せる!
捨てたときだけ出せる伝説のクリーチャー!!
(その時八木に電流走る)
と小躍りしてデッキを組みました。
癇しゃくを使いたかったので、よくある?バーンにマッドネスをぶちこんだ形のデッキが出来上がりました。
マッドネスバーンって感じですね。
しかし当時の自分はまだ大切なことに気付いてなかったんです。
カードゲームは手札がなければ戦えない。
阿呆ですね
弁明すると
手札をちょうど使いきって勝利とか
トップ火力なら勝ち
みたいなドキドキを味わいたかったんですよ。
ハゾレトちゃんや狼の試作機など色々試してみましたが、土地18で4マナのクリーチャーが安定して着地するわけもなく…
揺籃期
手札が0から何かできれば強いのでは?
と無い知恵しぼった結果が猫かまどでした。
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今思えばここから全ての歯車が狂っていったのだと思います。
過渡期
猫かまどが好きです。
イラストが可愛いのもそうですが
大体全ての誘発型能力の起点になるのが最高に気に入ってます。
パーマネントが場に出たとき
クリーチャーが場に出たとき
クリーチャーが死亡したとき
クリーチャーが墓地を離れたとき
アーティファクトが場に出たとき
アーティファクトを生け贄に捧げたとき
自分がライフを得たとき
相手がライフを失ったとき
ざっと思い付くだけでもこれだけあります。
(私が思い付かないだけで、たぶんもうちょっと出ると思います。)
ピタゴラスイッチの起点には最高のオモチャなんですよ。
地獄料理書もあるので
手札から捨てたとき も使える!
(もともと手札を捨てるデッキだったのでは…?)
皆様お気づきになられましたか。
密輸人の回転翼機と癇しゃくが消えました。
猫強い!
地獄料理書から捨てて食物で帰ってくる!
トロールもフード出して墓地にいたら早期に着地!
フードを出してトロールを釣れば強い!
終焉X=0でアスモラノマルディカダイスティナカルダカールが出せる!(言いたいだけ)
枠がない!癇しゃくと回転翼機抜くか!
トロールは流刑には弱いが、稲妻・致命的な一押し・虹色の終焉は効かない!
虹色の終焉が流行って流刑の採用率が下がってたのもトロール採用の追い風になりました。
今にして思えばグリーンフードというデッキの亜種だったみたいですね。
やっぱ世の中のデッキビルダーはすげぇや!
生け贄に捧げられるトークンが増えるからアカデミーの整備士も追加になりました。
(実際はパックから4枚出たので縁故採用。)
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(孤独の●●●)
発展期
猫もトロールも結局盤面にいなければ意味が無いんです。
戦場じゃなくてもいい!墓地でいいから見えるところにいて!
というわけで墓地を肥やしつつキーカードを回収できるエムリー君が採用になりました。
青を足すので4色はつらい!赤を抜こうということで、波乱の悪魔(あっくん)の代わりにパンチャーであるリスくんを投入。
このあたりで友人とリス・ガチョウ・猫・トロールで動物園みたいだと冗談を言っていた気がします。
アスモは食事係、整備士は管理者、エムリーは飼育員。
(これはZooだ。私がそう判断した。)
全盛期
いつも通りストレージを漁っていたら最後のキーパーツを発見。
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ダブルマスターズで2枚だけ当たってたのを見つけて、どうせ発明品のうねりで持ってくるしメイン1でいいやとなりました。
残り1枚をサイドに仕込むことにしたのですが、
願いのフェイ?何か違うよなぁ!
アーティファクトだからカーンでええやん!
ということでウィッシュボードを作っていくことになりました。
アカデミーの整備士2体並んだらトークンが9個!
1体でもガチョウからも食物出るし…
無限ターンの完成や!
とドヤ顔してデッキを回してたんですよ。
対策されるまでは意外と勝率が良くて楽しく遊んでました。
最寄りの●れる屋さんは家から150㎞くらいなので地元ショップ仲間内で遊んでる感じですね。
毎週細部を差し替えて遊んでいたのですが、友人から
「●れる屋で似たようなデッキリストが載ってる」
「ブルーフードだって」
という情報を頂きました。
そこで初めてブルーフードを検索して、デッキレシピを見て心が折れました。
(萎れたが正しいかも。)
自分は厄介オタクなので
洗練されてるじゃん!
これを磨く意味なくなったじゃん!
となってしまい私のサグラダ・ファミリアの建築は終了しました。
今はブルーフードを名乗ってコピーデッキを回しています。
終わりに
今回は私のサグラダ・ファミリア博覧会にお越しいただきありがとうございました。
使いたいカードが抜けたらデッキが完成しますというネタがある通り、意外と使いたいカードは残らなかったりするんですよね。
こんな感じで、一つのデッキをいじり続けてたらテーマが変わり、色が変わり、勝ち筋が変わることはよくあることだと思います。
このデッキはモダホラ2のプレリから建造して、ブルーフードの名前が生まれたときまでいじり続けてました。
体感3年くらいいじってたつもりですが、意外とモダホラ2から1年半しか経ってないことに驚いてます。
(モダンで回転翼機を使いたいと3年間思い続けてただけかもしれないですが。)
皆様のデッキの歴史も時々は思い返して見ると面白いかもしれません。
(というか知りたい。)
皆様のデッキ構築に良い出会いがあることを願っております。