見出し画像

ジョージアでの生活、3か月を終えて

こんにちは、兎です。

初めて海外に2週間以上住むという経験を、ジョージアの首都トビリシで3か月。
自分なりに気づいたことやジョージアの面白いところなどを語っていきたいと思います!

カルトヴェリ語族のジョージア語

・こんにちは→გამარჯობა / gamarjoba
・ありがとう→მადლობა / madloba
 ジョージア文字という未知の文字、日本にはない発音とイントネーション、これはまた面白い外国語です。
 現地の職場のスタッフさんとの会話や市場での買い物などで使うので、最低限の挨拶は覚えていきましたが全然足りませんでした。
 従って、会話でよく使いそうな形容詞(ラマジლამაზი(美しい)、サクヴァレリსაყვარელი(可愛い))などから覚えたり、ジョージア人の友達に聞いたりして、覚えようとしました。
 たどたどしくジョージア語を話していると、スタッフさんが「発音違うよ!(笑)正しくはこうだよ!」と場が盛り上がったり、「おお~あなたジョージア人になれるわよ~」と、喜んでもらえたりしたのがとても嬉しかったです。

夜が長い

 8月は21:00頃でも真っ暗になりません。「え、今もう21:00なの!?」となってばかりでした。22:00頃でも子供たちが元気に外で遊ぶ姿(もちろん家族で)も目撃しました。飲食店も2:00閉店のところが多く、ジョージアは色々な意味で夜が長い国なのだなーと思いました。
 その分、朝はあまり早くないみたいです。カフェの開店時間も早くて8:00時でした。

公共交通機関が超便利

 バスと地下鉄があります。1回1ラリ(約52円)と、破格です。しかもほぼ時間通りに来ます。
 クレジットカードでも乗れますが、物によっては手数料?でちょっと割高になるみたいです。(私がVISAで乗った時は84円取られました)
 ここで紹介したいのが、TRAVEL CARD!

駅で買えました


定期券みたいなものです。1か月40ラリ(約2,100円)でバス・ミニバス・地下鉄・ケーブルカーが乗り放題になります。
 このおかげでトビリシ中を快適に回れました。ありがとうTRAVEL CARD。愛してるよ。

すんごい深い地下にある、ダンジョンみたいなメトロ



おまけ・自分の変化

絵を描く趣味の再燃

 ジョージアにはまるでテーマパークのような美しい街並みや教会、自然がたくさんありました。それらに囲まれて生活していると無性にそれらを描きたくなり、スケッチブックを購入。街中にベンチが多いので、最高です。
(ジョージア生活でピアノが弾けない分、他の何かで発散したかったからなののかもしれませんが)

暗くて撮影できなかったバーの様子を、ざっくり殴り書きするなど


 勤務中の雑談で「私は小さい頃、よく絵を描いていたんだ」と言ったらスタッフさんが「暇なときに私たちを描いて」と。なけなしの記憶をたどって、覚えたてのアイビスペイントを使って似顔絵を描き、プレゼントしました。
 するとものすごく喜んでくれて!それ以来、人も、建物も、イヌも、ネコも…スケッチブックに描き表したい欲望が溢れかえりました。
 ジョージア出国の半月前にはイラストレーターさんのお友達と出会って似顔絵を描いてもらったり、絵を描き合いっこしたりと、素敵な出会いもありました。


迷いにくくなった

 飛行機の予約、休日に何をするか、レストランで何を選ぶか、仕事の意思決定etc…などに、前よりも時間をかけなくなった気がします。
 その理由について自分なりに仮説を立てた結果がこちらです。

仮説➀:自分の英語やジョージア語が流暢でないから
→短く簡潔な言葉で会話をする
→短く簡潔な言葉に影響され、思考も単純になる

仮説②:3か月のタイムリミットがあったから
→出国日は待ってくれない
→やりたいことはやれるうちにや解かないと後悔するという強迫観念

どこででも生きていける自信

 約2日間のトランジット、16kgスーツケース一つでAirbinアパートに乗り込み一人暮らし、同僚とのシェアルーム生活、ジョージア人スタッフさんの村に連れて行ってもらい突然宿泊することになった時には、メガネを準備しておらず丸一日を裸眼0.05で過ごしました。周囲に支えてもらったおかげもあり、今や「どこででも生きていける!!」と謎の自身が芽生えました。(もちろん気を付けはしますが)

トビリシからバスで2〜3時間、テラヴィという町


 また、一切ピアノを触れなくなる覚悟で出国しましたが、ジョージアに来てまでピアノ伴奏をさせていただける機会を得れるとは思ってもみませんでした。本当に出会いに感謝です。


 最初は分からないことだらけで日々緊張の中で過ごしていましたが、1か月を超えた途端、何かストンと落ちたかのように、「このままジョージアずっと住めそう」と感じ始めました。最初の一か月を耐えられるか否かが、もしかしたら一種の通過儀礼だったのかもしれません。

 今後も旅は続きます。

 あなたの旅が、喜びで満ち溢れんことを。

 გაიხარე ! (ガイハレ;あなたに幸あれ!)


いいなと思ったら応援しよう!