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夫婦はプラスとマイナスでゼロの世界?!



恋愛して付き合うには似たもの同士が良いけど、結婚するには真逆なタイプが良いわよ!

と、母から言われて。

恋愛は、価値観が同じ人やフィーリングの合う人とのほうが楽しいし、楽しいだけでも良いけど

結婚は、自分に無いものを補い合ってお互いに成長していく為に正反対の性格だったり価値観が違うほうが良い

そんな理由を聞いてきっとそうなんだろうなと思っていました。
割と世間でも言われていることだと。


そして実際
プラスとマイナスのように、価値観も性格も真逆な人と結婚して丸23年が経ちました。

結果、母や世間の言う通り
違う性質の者同士が結婚することは
自分にとっても
相手にとっても
有益でしかないと感じております。

そして、プラスマイナスでゼロになるというのは、相殺されて無になるのではなく、
「0」ゼロという無限の創造性を生み出せる組み合わせだということです。


これは、価値観や性格が真逆過ぎて
水と油のようにどこまでも交じることなく
相手を理解出来なかったという
長い長い結婚生活を体験してきたからこそ
辿り着けた答えです。


「補い合う」なんて簡単に言うけどまず、相手を認めていなければ自分の欠けを補って貰いたいなんて思わないし、相手の足りない所に手を貸したいなんて思わない。

なぜ相手を認められないのか?それは、自分と価値観が違うから。これが正しい。と思うことが相手と違ったらどこまでもケンカしていました。
今でも、ケンカが長引くのは自分の価値観を相手に分からせようと、お互いが主張し合っている時です。妥協出来ず何時間もやるのです。

職場なら?!揉めたくないから自分の気持ちとは違うけど納得したり、面倒くさいから主張するのも諦めたりしますよ。


夫婦となると妥協出来ないのは、この人には分って貰いたいという「諦めない」気持ちがあるからだと思うのです。こだわりとも言えるし、執着とも言えますが、私は愛だと思っています。

私達夫婦は、それぞれが相手の為に良かれと思ってやっていたことは、実は相手が最も嫌がることだった!という事を何十年もしていました。

「これが幸せだ!こうしたら相手は喜ぶだろう!」という自分の価値観てあるじゃないですか、でも果たしてそれは相手にとってもそうなのか?


夫は、私の顔色をいつも伺って常にYESマンでした。本音が聞きたいのに私に合わせてばかり。
窮屈そうな夫を開放してあげたいと思うから、「なんでも思ったことを言って」と言っても答えない。
自分の本音や率直な意見が私を傷付けてしまうと思い込んで、私が喜ぶような返答しか出来なかったのです。

いやいや、私そんなに器ちっちゃいか?馬鹿にしてくれるなよ(笑)


一方妻の私は、良かれと思って夫にアドバイスばかりしていました。こうしたらもっと良くなるよと。
エスカレー卜していくと、何故こう出来ないの?もっとこうしたら!と、ダメ出しばかり。

夫にとっては、アドバイスなんか要らないのに、そのままの自分を認めて欲しいのにダメと決めつけられて馬鹿にされている気分、、、


妻も夫も、相手のためにとやっていることが、「相手を下に見ているからこその行動」だということに気づいていませんでした。

相手を可哀想だと思いながら、馬鹿にしながら愛を注いでいたのです。
そもそも、自分が見下されたら嫌だし、相手にとっても失礼なことをしている。
でも良かれが先行し過ぎてそれに気付けない。


夫は、妻に反論さえしなければ妻は幸せになる!

妻は、夫をもっともっと良くしてあげよう!


そんな相手への間違った愛は、絶対こうしたほうが良いに決まってるという思い込みから来ていますが、めちゃくちゃ一方的だし、一つの角度からしか見ていないですよね。


思い込みって、破壊するのが本当に難しいんです。

でもその難しいことが性質の真逆な夫婦だからこそ出来るんですよね。
考えても考えても自分には無い価値観
そんな角度から来るー?!っていうくらい、目から鱗。なんなら感動。

思い込みによって全く見えなくなっている盲点を、パートナーなら気付いてくれる。私が気付けないことを教えてくれてありがとう!という感謝に至る。

だって、思い込みが破壊された私の見る新しい世界は、過去のものとは全く違い
片面しか見えなかったものが両面見えるくらい視野が広がり、それは夫婦関係にとどまらず日常が豊かになっていくから毎日が楽しい。
観念体系が上書きされていくことって、本当に人生を豊かにしてくれるんです。

価値観を合わせようとするのではなく、
「違って良いんだ」
「違って当然」
とまず受け止め、相手の考えに聞く耳を持てるようになりました。

じっくり聞いてみると、それなりの正当性や説得力もあったりして、本当に「良し」とするものの価値観が違っただけなのだと納得するのです。


両極の夫婦が一つ屋根の下で暮らしていく大変さも十分体験してきて、分かり合えないもどかしさ、淋しさ、苛立ちを味わい、もうムリかと思いながらも「夫婦」でいることを諦めなくて本当に良かった。

好きで結婚し、愛し愛されることを妥協したくない相手。

今までも、これからもです。


「夫婦」でいることの醍醐味をこれからも綴っていきたいと思います。


今日もお読み頂きありがとうございました😊


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