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世界激走 カナダ編 2(グリーンげーブルズへの道)
いよいよグリーンげーブルズへ向け出発、気合を入れて早起きし、まだ薄暗い時間に出発し、プリンスエドワード島を目指した。
カナダの東側は、場所によって、英語だったり、フランス語だったり、通貨も、ドルだったり、フランだったりで、けっこう面倒くさい。
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料金所での支払いには、少し苦労したが、プリンスエドワード島に架かるコンフェデレーション橋に午前中には、着いていた。
順調だ。ハリファックスからコンフェデレーション橋までの道は、有料道路で、きちんと整備されていて、走り易かった。
橋を渡る前から、既に綺麗だったのだが、橋を渡り切り、プリンスエドワーズ島に渡ると、想像していた以上に、プリンスエドワーズ島は美しかった。
人工的なものが少なく、とにかく、ありのままに美しいといった感じだった。
で、とにかく、グリーンゲーブルズに向かった。
グリーンげーブルズとは、ご存じの方も多いと思うが、赤毛のアンの物語の中で、アンが育った家のことだ。
橋を渡ってから、思ったより早くグリーンゲーブルズに着いた。
でも、車を停めた駐車場からは、グリーンゲーブルズは見えない。
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樹木のアーケードになっている道を通り抜け、やっとグリーンゲーブルズが見えてきたときは、男ながらに、けっこう感動した。
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さすがに、ここは、観光地化されきちんと人により整備された感はあるものの、まさしく、そこは、赤毛のアンの世界だった。
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モンゴメリの描写そのままの世界が広がっている。
日本のアニメの巨匠二人、宮崎駿、高畑勲によりアニメ化されたこの名作アニメを、僕も、それとは知らずに見ていたが、この地に来てみて、改めて、この作品の素晴らしさを感じた。
しかし、アニメを見ているときには、この地に来ることがあるなんて、思いもしなかったが、今、その地に来ている。
グリーンゲーブルズの中に入り、作品の中に出てくる場所がここだ、あそこだと、あっち行ったり、こっち行ったりしていると気が付いたら、昼は過ぎていたが、なんか雰囲気に浸り、思ったより、長い時間このあたりにいたと思う。
朝も、早かったし、けっこうお腹が空いていた。
食事できるところを探しながら、車で、海岸沿いを走っていると、海の入り江の淵にある、白い建物を見つけ行ってみるとレストランだった。
立地条件が最高で、テラス席があったので、そこに案内してもらった。
空は真っ青で、きれいな海もすぐそこにある。
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メニューにあるものは、シーフード中心だ、立地的にシーフードがまずいわけがない。
牡蠣を中心にオーダーしたが、未だにここより美味しい牡蠣に出会ったことはない、もしかしたら、ローケーションも良かったからかもしれないが、何をとっても、素晴らしいレストランだった。
グリーンゲーブルズの余韻に浸りながら、牡蠣をしこたま食べ、とても幸せな気分になり、ゆっくりとドライブしながら、その日の宿泊先に向かった。
宿泊地は、もちろん、プリンスエドワーズ島の中心地シャーロットタウンだ。
アンの世界は、まだまだ続く、シャーロットタウンは、物語の中でも出てきた、アンがグリーンゲーブルズを離れ、進学先の学校があり、しばしば、物語に登場してくる街だ。
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そもそも、シャーロットタウンは、1864年に最初の建国議会が行われたことから「カナダ発祥の地」と呼ばれている地だ。
ここに泊まろうと決めていたので、プリンスエドワード島のホテルは、あらかじめ、予約しておいた。
街中にある、しっかりとしたホテルだ。
珍しく、早めにチェックインしたので、街をプラプラしてみたが、街は、カナダ発祥の地だけあって、こじんまりとしているが、重厚な建物が多く、それなりに、感じがいい雰囲気で、なんか落ち着ける街だ。
イギリス連邦っていう色合いが強く出ていた。
夜には、街の中心の専用の劇場みたいなところで、たぶん、赤毛のアンのミュージカルをやっていたのだが、残念なことに見ることが出来なかった。