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脳出血闘病記319 リハビリ革命2
今日の、血圧、129 /85 で,今日も、まあ正常血圧範囲です。
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何日か前に記事にした、ロボットの脳(制御ロジック)を
バーチャルな環境で鍛えて、それを、ロボットに、各パラメータを調整して、戻すと、見事に動物のような動きをするという動画の衝撃が冷めやらず、
イーロンマスクの ニューラリンクが、初の臨床試験なんてニュースもあるので、もしかして、脳卒中を起こしてもちょちょっとチップにデーター書き込んで、脳に戻せば、あっという間に、元通りなんて時代が来るのかななんて、考えもしますが😅
僕は、あの動画を見て、瞬間的に、これ、今の自分の身体にに応用できるというか、リハビリしているのと同じじゃないかと感じ、リハビリでおせわになった、CAMRのカムルさん、中国でリハビリ施設を立ち上げ頑張っておられる、JUNYA MORIさん、最近新・リハビリという題で面白い記事を書かれているSonSinさんの3名の方にこの動画を見て、どう思うか、失礼を承知で、お聞きしてしまいました😓
そうしたところ、こんな、理学療法士でもなんでもない、素人の僕に、ちゃんと、回答していただき、大変感動いたしました、そして、ほんとうにありがとうございました😊
せっかくなので、ここで、記録として残す為にも、紹介したいと思います。
JUNYA MORIさん。
人間の体はフィールドバックとフィールドフォワードを通じて外界とのズレを絶え間なく修正する計算機だと常々感じています。ですから、さまざまな運動方式や刺激を受けながらリハビリをすることが大事だと動画を通じて改めて感じました。
人間の心は精神や脳ではなく、体と脳と外界の三実一体が織りなす実態のない現象だと思いますから、この動画で語られている内容は腑に落ちます。
リハビリに応用すると、障害を負う前と後で身体が変化してしまいますから、病前にはなかった身体能力を獲得する必要があると思います。
例えば柔軟性やバランス能力などです。病前以上の柔軟性を獲得することで、新たな身体機能や身体の潜在能力をもてるように思います。
カムルさん。
(この先出てくるCAMRとは、カムルさんが、考案した、新しいリハビリアプローチです。)
もともとCAMRでは、「人の運動システムは機械の運動システムとは大きく違う」というところから入っています。
その違うことの一つが「運動課題達成力」と言って、「人では状況変化に応じて必要な運動課題を達成するためにその時、その場で課題達成の方法(運動スキル)を生み出し、修正することができる」と言うことです。
逆に機械は、課題達成の方法は、設計者によって決められています。機械自体の設計に、状況変化に応じて課題達成の方法を生み出すことはあり得ない・・・とこれまで思っていたのですが、どうもこの動画を見るとそうでもないようですね(^^;)驚きでした。
これまでのリハビリは、人の体を機械のように理解をしていました。たとえば障害が起こると、筋力や柔軟性、感覚などの要素の中から悪い要素を探します。そして悪くなった要素を改善すれば元通りになると考えていたのです。
これは機械の修理と同じです。悪い部品を見つけて、直すあるいは交換するですよね。
それで伝統的なリハビリアプローチでは筋力や柔軟性などの悪い要素を治すことがメインの治療法でした。
CAMRの特徴は、要素を改善するだけでなく、人の運動システムは要素は変化しなくても「予期的運動認知」が改善すれば、より適切で柔軟な運動スキルが生まれてくる可能性があると考えます。
予期的運動認知は「身体や環境内で利用可能な運動リソースの意味や価値を知り、その利用方法である運動スキルを創造する能力」と仮定しています。
つまりCAMRでは伝統的なアプローチのように筋力・柔軟性などの要素も改善するし、同時に様々な運動を透して予期的運動認知をより適切にアップグレードし、様々な課題達成を通してより適切で柔軟、多彩な運動スキルを生み出すことができると考えます。
つまり伝統的なリハビリアプローチは「要素を改善する」というアプローチ一択です。
でもCAMRでは
①要素も改善する
②予期的運動認知も様々な運動経験でより柔軟なものにアップグレードする
③生まれてきた運動スキル自体も、様々な条件の中で使用することでより実用的なものに洗練される
という3種のアプローチを同時に行って「運動課題達成力」自体を改善しようとします。ここがCAMRと従来の理学療法とは大きく違うところです。
だから仰るように、今回の機械の進歩、「状況変化に対してその時、その場で適応的な反応を生み出す」という考えは、CAMRでは応用してきたわけです。
CAMRでは人の運動の作動を観察することでこの結論を得たわけです。
具体的には片麻痺歩行の場合、まず過緊張を改善し、改善可能な筋力・柔軟性・持久力はできるだけ改善する運動課題を出します。
また、靴や杖に良いものあれば色々試します。
いつもの平らな道を同じ条件で歩いていたのでは、予期的運動認知も運動スキルも変化しないのです。
そして様々な環境・条件の中で歩行練習を行います。重りを背負って歩いたり、杖を持たずに歩いたり、目を閉じて進んだり、思いつく色々な環境、ことなる条件などで運動経験を積みます。
そうすると初期には典型的な分回しで、なかなか遅かった方が、CAMRで言う「加速型分回し歩行」のようなより洗練された歩行スキルを身につけて、パフォーマンスもアップしてくるわけです。
SonSinさん
このAIロボットと同じ事を産まれてスグの私達はやっていたので、片麻痺の我々は同じ様に色々と試して脳と手足口の麻痺細胞の繋がりを構築するしかないのかなぁと、以前動画を観て思いました…
日本のアイボとかアシモは技術者の『思考』というかセラピストによる動きのコツを教えて貰うけど、米国や中国のAIロボットは怪我しても良いから何でも『試行』してバランスの取り方を自分自身の『嗜好』に合わせて探せと言ってる様な…
チョット説明が難しいし、感覚も人それぞれ違うもの難しい…
手足口よりも、まずは脳が如何にリセットされるかと言う気もしています
JUNYA MORIさん、カムルさん、SonSinさん、御許可をもらわず、御意見を公開したこと、ご容赦ください。
もし、動画を見てくださった方で、御意見があれば、是非聞かせてください、宜しくお願い致します。
で、前回でも、書きましたが、素人志向では、あの動画を見ていると、とにかく、色んな環境で(置き換えれば実生活で)、それに馴染むように動き回れば、思考回路が、勝手に、その環境と身体に合わせた動きをするように、調整してくれる(自然治癒する感じ)、このことは、前から実体験で感じていました。退院して、家に帰ってきたとき、動きにくかったのが、暫くすると、なんの問題も無く動けるようになっている。
回復期の病院でも、家に帰って、生活するのが難しいと思っていた人でも、
帰って、見に行ってみたら、ものすごく、身体が動くようになっていて、驚いた、家に帰ること自体が、とてもいいリハビリになるなんて言っていた人もいたが、まさに、環境によって、鍛えられるという事だと思うが、
そうすると、理学療法士が、必要か、なんて話になってしまうが、それでも、僕は、必要だと思っています。
自分で、出来ることは、勿論ありますが、理学療法士の先生に、身体を調整してもらった後に歩き易くなっているのは、事実なので、脳からの指令以外に、やはり、身体の調整というのも必要だと思いますが、それに関しては、人の手を介して、やるしかないと思っています。
で、僕がやっている、SDGs的家族型リハビリだの、はたけリハなどは、間違っていないんだと思いました。
特に、はたけリハは、日常にない環境で動くので、すごくいいのではないかと思うのと、帰り道、身体の動きが良くなっているのが、ただの、気のせいじゃないんだと思いました😊
そして、このへんの事を考慮しながら、リハビリ施設を考えて行った方がいいのではないかと考えています、そうすれば、安価で効率的なリハビリ施設が出来るんじゃないかなと思います😊