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「星の樹」のDV被害者支援

社会からは見えないDV被害者支援の具体的な内容です。

1.DV被害者用シェルター 個々の事情に合わせた柔軟な対応が可能なシェルターがあることで相談者の安心感を得る事が出来ます。
 家を出た際は多くの手続きに追われ、何度も同じ話をしなければならないのが現状です。精神的負担は大きいです。
シェルターを利用していただくことで、休息の時間を持っていただく日を設けたり、計画的な支援が可能となります。
現在は、大家さんのご厚意により、滞在者がいる月のみの家賃の他、光熱費の基本料金のみをお支払いしています。が、毎月家賃を払えるようになることが、お部屋を提供されてくださっている大家さんへのご恩返しとなることと思っています。
2.役所・警察・法律事務所・裁判所・転居先探しなど同行支援(別居・離婚後も行う)シェルター入室時と転居時に手続きが多量にある為、精神的にも体力的にも負担がも大きいため、同行することでスムーズに進める事が負担の軽減になります。
 訪問支援(子どもを含めた面談・病気時の物資支援)遠慮していたり、一人で解決せねばと思い込んでいる方のためです。ギリギリまで我慢しなくても良いことや、些細な事でも聞ける場所があることをお伝えしています。
3.希望者には面会交流時の同行支援(現在1組)子どもの受け渡しのみ
4.避難母子同士の交流会  ピアサポートとレクリエーションを子どもたちとシングルマザーそれぞれに行い日常生活では話せない事を話す機会を設けることを企画しています。
 私たちは、当事者のかたには、転居先では、「DV」を受けたことや避難した事を話さない方が良いと伝えています。そのことを話したいときには私たちに話してくださいと。二次被害防止のためです。
ただ、支援者と相談者は対等な関係ではありません。
対等な関係で話すことが出来るピアサポートは必要なことです。
子どもたちも同様です。
 これは、子どもたちにも話したところ、「ゲームが出来なくても行きたい」と言ってくれたので、同じような経験をした子どもたち同士が過ごす場を設けたいと思いました。
5.紹介で相談を受けていく中、長期支援をしていく中、でDV家庭で育った成人したこども(男性も含め)職場での人間関係やハラスメントのもご相談も受けるようになりました。
お話しを伺い、専門機関が必要であればご案内するようにしています。
6.当事者女性のための「傷ついた心のcare講座」毎月開催しております。レジリエンスの心care講座をベースに、講座を構成しています。
ジェンダーの問題や、共同親権の問題なども取り入れています。
開催日を金曜の夜とし、仕事をしている方にも受講していただけるようにしています。
オンラインで開催することで、自宅で受けることが出来、お子さんがいらっしゃる方も無理なく参加いただけるようになっています。
広報が出来ておらず、参加人数は少ないですが、DVの仕組みや、心の中でモヤモヤとしていた気持ちを言語化することで、心の整理に役立つと、好評をいただいております。

DV被害者支援は、収益が見込めない事業ですが、何事にも費用がかかります。ジェンダーフリーブックカフェの収益を充実した支援を提供するためにもご支援のほどよろしくお願いいたします。

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