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え?カルマ…繰り返してる?!       母と「転換期」に 〜宿命転換ってなんだろう?〜「母との会話は◯との会話」

日本中、どこに居たって富士山が見えると思ってた」

静岡出身の母は、
15歳で出稼ぎのため上京してきた人でした。

どこにいたって富士山は見える
だけど東京は富士山が見えない

それがカルチャーショックだったんですって。
東京どこでも見えないわけじゃないけど、
静岡にいた時は、どこでも見えたのよーだって。
のんきなお人です、我が母。らぶりぃ…。

日本人の富士山愛は凄い。
富士は富士信仰、富士宇宙、富士銀河…
ひとつの根源性を感じさせる靈山。
わたしも大好きです。


高速から初めて見た傘かぶり富士

3人姉妹の真ん中“次女”の私。
姉と私とで、血族を繁栄させる約束をして、この家系に生まれてきました。
妹も同じように家系の補佐をする契約。
3人共々、そのような役をかって出るほど、我が家は守られ、遺るためにある血族なようです。

当初はお墓参りのための親娘二人旅だったのですが、本家の方々の諸事情で行くことができなくなり、観光中心の二人旅になりました。

本殿前の門

母がどんな人生だったのかを改めて、語ってもらうことができました。
生きている間にもしできる環境であるなら、母親の人生の変遷を聞くことをお勧めしますよ。
すべては繋がっている。

15歳で上京し お手伝いさんとして働く

静岡県生まれの母は、
中学校を卒業した後の進路、
地元の企業に就職するか、東京に上京するかの選択がありました。
いずれにしても働くことを余儀なくされた人生。
毎月の給料はすべて親(私からしたら祖母)が取りに来て、母が使えるお金は一切なかったそうです。

お手伝いさんとして住み込みで働き、月に一度だけ社長さんが内緒でくれるお小遣いだけが、自分のものになるお金だった。
当時は飴玉が数銭円という時代に、そのお小遣いの額は500円。

当時は「おしん」というNHKのドラマが流行ったそうですが、
苦行が人生というイメージね、と語る母。

すぐに職を変えて安定しない父親、
自分より下の5人のきょうだいたち…母は長女で第一子だった。
家族を養う15歳。
それは結婚する26歳くらいまで続いたそう。

NHKより「おしん」

母が抱いてきた親子関係、兄弟関係、対人関係におけるテーマ、
それは正にわたしの目前に起きていることと同じテーマ。

「人に言いたいことを言い過ぎて悩んできた」

ずっと悩んでいた、と打ち明けてくれた母。

エエエ、ちょっと待って!
それってわたしが人間関係で悩んでることそのものなんですけど!!

繰り返してるんだ、カルマ…

カルマとは
業(ごう)、行為。意志による心身の活動。それそのものには善悪はない。むしろ善悪を並列にみた中で因果応報


今まで
家族で旅行したことはあっても
母と2人きりで旅をしたことはなかった。

母との対話は
「神」との対話。

母が抱いていたことは
私が抱いていたものと同じようなものだった。

カルマの存在を実感した瞬間。

その瞬間に
「カルマは受け継がなくていい」
というメッセージが同時にきた。

カルマの存在で
親子のつながりを感じたけれど、

カルマの存在がなくたって親子だし、
一緒の苦労を背負わなくてもいいし、
カルマ継承じゃなくて
カルマは「知った」ら
「解放」させたいと感じた。

お母さんのことを愛しすぎて、
もしかしたらお母さんという在り方まで真似してたのかもしれない。
自分の在り方というオリジナルではなかったように感じた。

わたしは母をとんでもなく愛しているし、
それ以上に
自分のことをもっと愛してあげよう、と思えた。
だって大好きな人が愛でる命、
それそのものが私という存在なのだから。






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