グルテンのはなし
グルテンとは小麦に含まれるたんぱく質のことです。
グルテンの働きによって、パンや麺、ケーキの美味しさの元であるもちもちやふわふわの食感が作られます。
おいしさを作る反面、グルテンは身体の中で悪さもします。
悪さは大まかにわけて3つあります。以下簡単に説明します。
①グルテンが腸の栄養を吸収する穴を大きくします。グルテン自体が分解されにくいため、大きな分子のまま大きく開いた腸の穴から吸収されてしまいます。吸収されたグルテンが異物と見なされ、抗体が作られます。抗体が体内のあちこちを攻撃するため、全身に不調が起こります。
②グルテンが分解される途中で中毒物質ができます。これが脳に到達すると、小麦中毒や精神・神経症状を起こします。
③グルテンが「酵素や神経伝達物質を作る回路」が回るのを邪魔するため、細胞の新生、エネルギー産生や排泄・解毒、精神的安定などに悪影響を及ぼします。
グルテンをとらない食生活を「グルテンフリー」を呼び、テニスプレーヤーのジョコビッチ選手の著書で世界的なブームとなりました。
グルテンフリーをまずは3週間実行してみると効果が実感できると思います。小麦の代わりは米があるので大丈夫。できれば血糖値を上げやすい「米粉」より米粒そのもので食べるのがおすすめです。