脂(あぶら)は必要です
今回は身体の脂(脂質)についてお伝えします。
なぜこのテーマを選んだのかというと、昨日乗った電車にあった某美容整形外科の広告で、「脂肪細胞を凍らせて排出させることで、もう太らない」という旨の宣伝を見かけ、「すごい技術だな。でも脂(あぶら)って大事だよなぁ。」と思ったことがきっかけでした。
脂質が身体の中で主にどんな働きをするのかというのが、以下の3点です。
●糖質がない時のエネルギー源になる
●細胞膜やコレステロール、ホルモンの材料になる
●ビタミンA・D・E・K(脂溶性ビタミン)の吸収を助ける
ほかにも髪の毛や皮膚のパサつきを防止したり、n-3系脂肪酸という身体の中では合成できないために食事から摂る必要がある脂質は、頭を良くしたり、血液をサラサラにする効果があります。
逆にあまり食べないほうがよい油もあります。それは「トランス脂肪酸」という、植物油に水素を加えて人工的に固形化した油です。人工的な油であるため体内で吸収されにくく、とりすぎは心疾患の原因になると言われています。
トランス脂肪酸は「マーガリン」「ファストスプレッド」「植物油脂」という名称で、食品表示されています。私はこの表示がある食材は極力買わないようにしています。
食べる量と質に注意を払えば、極度に油を控える必要はありません。
上手につきあっていきましょう。