ついったとかSNSとかいろいろ禁止
こんにちは、休職中の蔵前です。
自宅療養中であるので自宅に籠るしかなく、自営で家にいることの多い配偶者を観察して嫌がられている毎日です。
さて、我が家の夫は舞台照明家です。
そのため、舞台の幕が上がらないという大変なことにならないように、私は彼によってツイッターとか禁止されております。
はい、守ってますよ。
彼が禁止と言ったものについては、私は手を出していません。
これは、ノート。
残念だったな、旦那よ。
ということで、今日は旦那について書こうと思います。
ネタですと言えるように小説風に!!
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男はパソコンを打つ手を止めると、固まってしまった首や肩を解すために軽く首を回す。それでも男の口元が強張ったままなのは、体が解しきれていないわけでも、仕事に行き詰っているからでもない。
暑いのだ。
彼の出身地が青森であるならば、東京の夏は湿潤サウナにしか思えない。
エアコンは勿論稼働させているが、エアコンの風は体の表面を冷やすが体内の熱を発散させるものではない。
外と隔絶された室内でありながら勝手に体内で熱を籠らせることになる夏、彼は涼やかだった故郷を思い、忌々しそうに呟いた。
「ああ、イギリスに帰りたい」
彼は過去に一年ほどイギリスに研修に行っている。
妻と子と離れての一年間は彼にはさぞ天国だったことだろう、とその男の妻は思い、男に現実を突きつける事にした。
「帰るんだったら青森のお義母さんとこに帰りなさいよ。そっちのが近い」
男は自分の妻へ、物凄く不貞腐れた視線を向けた。
偉そうに、仕事の邪魔なんだよ、という目線だ。
妻はダイニングへと消えた。
しかし妻という存在が消えようが、彼の仕事への熱が冷めていようが、南向きの部屋に注ぐ太陽の熱波で彼の内部は熱をため込む一方だ。
しばらくの後、彼はとうとう大きく溜息を吐くと、立ち上がってダイニングへと向かった。
のそのそと歩く彼が向かう先は、彼を癒してくれる冷たさがある冷蔵庫。
彼は冷凍室の扉を引き開ける。
不機嫌そうだった男の口元はゆるみ、冷凍庫から彼を悦ばせたものを彼は取り出した。
それは、抹茶味のハーゲ〇ダッツ!!
だがしかし、それをそこに入れたのは妻である。
彼は視線を感じるまま振り向き、ダイニングにいた妻と目線があったそこで、ぴしっと固まった。
見られている!!
けれども暑さに弱い彼には冷却物が必要だ。
彼は見つけた大事なそれを、返せ、と妻にツッコミを入れられる前に胸に抱えて走って逃げた。
仕事中だ、入って来るな、と言える自室に!!
実は妻はそれを自分で食べる気は無い。
この、盗んだところを見つかった、という彼のあわあわな姿が見たいがための、単なる罠である。
明日もアイスを買い足すが、明日も、あなたの為に買っておいたよ、なんて絶対に言う事は無いだろう。
駄文を失礼しました。
皆さんは旦那さんや彼で遊んだりしますか?
せっかく縁があって一緒になったのだから、彼で遊び倒さないと勿体無いと私は思っております。