2/13 巻き戻しの動き
株式は指数全体上昇で始まっている。週末のインフレ指数が強かったことが反発といったところか。金利は上昇しつつも、というところで連動性は薄い。
円金利概ね低下しブルフラット。植田氏内定後の政策転換期待により上げた分を戻したといったところか。米金利は現時点では短中期上昇でツイストフラット。これは先週末の流れを引き継いでいる様にも見える。
ドル円は日本時間から大幅に上昇。ドル指数自体は揉み合いであることから本日は円売り主導であり、先週末の植田氏内定→円買い→植田氏コメントによる円売り巻き戻しが継続しているものと思われる。今はこれがどこまで進むか見定める展開。尚、週末はこれにミシガン大景況感やインフレ指標のドル買いも合わさる形となった。
ボウマンFRB理事が発言。「我々が望むほどのインフレ緩和は見られない」、「労働市場は依然として非常に堅調」、「次のFOMCまでの間には多くのデータが得られる」、「インフレを2%の目標に戻すために利上げを継続する」といったところでどちらかというとタカのトーン。
今週のメインイベントは米国14日のCPI、16日のPPI。雇用統計を受けてハト→タカを見定める為にインフレ指標に注目が集まる。その他は小売売上高や住宅着工件数も注目されよう。企業決算も依然として継続しており、S&P指数のうち60銘柄が公表される予定で引き続き景況感の尺度となる。