見出し画像

北欧旅行記2024.8 ⑩7日目 ストックホルム

地下鉄でostermalmstrog駅へ。駅を出て1分の所にあるインテリアショップAsplundへ。
扉を開けると、優しくてハンサムなとても感じの良いお兄さんが、『今模様替えしてて、散らかっててごめんなさい』と。広い店内にはお部屋っぽい感じで家具が展示されているのだけど、店員さん皆んなで配置を大々的に変えてる様子。
店の中央にレジがあり、個室風に区切られ場所にもテーブルや椅子が。シンプルだけど洗練された、大人のインテリアという感じ。高いんだろうなー…。

お店の入り口近くの棚に器など小さな物が並んでいるので、じっくりと品定め。
ピンクやブルー、赤味がかったガラスの一輪挿しがいくつかあり、どれもとても可愛い。迷った挙句、洗いやすそうな口の広い、グレーがかったものに決める。
小さいキャンドル用の、赤みがかったガラスのキャンドルホルダーも可愛かった。
日本の粉引きの器にそっくりの、花型の小鉢も。ネットで調べたら、日本の器に着想を得てヨーロッパで作られたものだそう。日本の私から見ると、可愛いけど、もろ日本のライフスタイルショップで売ってそうで、ここで買わなくても良いかなとなる。
欧米の人から見たら新鮮なんだろうな。

レジに向かうと、先ほどの優しいお兄さんが対応してくれる。免税書類をお願いすると、pcで書類を作ってくれる。『どこの国から?』『日本』『住所を教えて下さい』『・・・(えーっと、海外って番地から言うんだっけ?)』『あ、自分で入力してもらった方が良いね』ということで、Macにパチパチ入力。
このお店の免税書類が一番きちんとしてた。お店によって、国名とパスポートナンバーだけ聞かれてそれだけ印字したのをくれたり、ほい、と空欄の紙を渡されて後で買いといてねの適当さ⁈だったり、様々。まあ、どれも問題なく免税してもらえました。
待ってる間も別のおしゃれな店員のお姉さんが声を掛けてくれる。ここの店員さんは皆さん感じ良く優秀そう。さすが名店です。

店を出て、エステルマルム市場を通り過ぎ、大通りのkungsgatanを真っ直ぐ進む。この辺は街中で、お店やレストラン、ホテルなどが並ぶ。お昼時で近隣で働いてる会社員風の人も沢山。カンケンのリュック背負って地図を見てるのはスウェーデンの地方からのお上りさんかな?
明日は帰国、この道通るのは最後か〜と思うと、寂しくなってしまう。

Hotorget駅からOdenplan駅へ。駅を出ると大きな教会やストックホルム市立図書館が見える。図書館を通り過ぎて、5分くらい真っ直ぐ歩く。初めての道でなんだか遠く感じる。通り過ぎちゃった?と不安になりかけたところで、カフェPom&Flora発見。入ってみると広い店内にお客さんいっぱい。何とか空いてるテーブルもありそう。レジにはとっても感じの良い、笑顔のお姉さん。暫し迷ってから、卵スペシャルサンドイッチとルイボスティーを注文。レジ横で売ってるエコバッグも可愛い。
お店は白ベースで女の子らしい可愛いインテリア。ちょっとした窓辺のディスプレイも本当に可愛い。さすが北欧です。

市立図書館。改修のため中に入れず残念!
Pom&Flora。可愛い店内
窓辺も素敵


お客さんは、多分ほぼ全員地元の人。女子率が高くて、サンドイッチを写メで撮ってる女子二人組とか、日本のカフェと何ら変わりませんね。若い女の子が多いけれど、ふらりと一人で来て卵スペシャルを食べてるおばさまや、PC見てる人も。斜め前の欧米系家族は観光客かな…などと観察してると、卵スペシャルとポットのお茶が運ばれて来た。
厚切りのもっちりしたトーストに、たっぷりのスクランブルエッグとスライスしたアボカドが乗っている。今までストックホルムでは塩っぱさ気になったけど、卵は意外と薄味であっさり目、上に乗っている甘酸っぱいパプリカのピクルスと合う。お茶は赤色で酸っぱかった。(あれはルイボスティーだったんだろうか?)
フィンランドもスウェーデンも、お茶もコーヒーもポットでたっぷり来るのが嬉しい。

卵スペシャル

朝から歩き回って疲れたので、しばらくまったり。明日の飛行機のチェックインも済ませておく。昨年久しぶりに飛行機に乗った時、今チェックインって、スマホでできるんだ〜と思ったけど、本当に便利になりましたよね。昔は航空会社に電話して、リコンファームしましたもんね。

1時間ほどまったりしてから、次の目的地へ出発。先ほどのお姉さんが笑顔で見送ってくれる。爽やかだったなあ。
来た道を戻り、駅を通り過ぎて南に曲がり、アンティークショップが並ぶUpplandsgatan通りへ。Bacchus Antikへ。広い店内は手前の棚に器がぎっしり、奥はテーブルなどの家具の上に、沢山のランプが下がっている。店主のおじさんは、常連っぽいおばあちゃんと腰を据えてお話し中。

バッカスアンティーク


カップ&ソーサーなどが並んでいるのだけど、なんとなく大振りな物が多いように感じる。IKEAの家具を見てても思うのだけど、北欧の家具や器って、何となく大きく感じることがある。家の大きさの違いか、体格の違いか…。マリアンヌの陶器の片手鍋、写真で見て可愛いなと思っていたけど、そこにあった陶器の鍋はとても大きくて、重そう(マリアンヌではなかったかも)。店内のガラスケースにはリサ・ラーソンの動物フィギュアがぎっしりだったので、好きな人は堪らないだろうな。
さらりと見て店を出る。
2.3分歩いてアンティークショップold touchへ。ここは、器も少しあるけれど、服飾中心でレース、ワンピース、スカート、ネックレスなどのアクセサリー、髪飾りなどぎっしり。意外だったのが、若い女の子を二人見かけて、すごく熱心に色々と物色していたこと。日本で若い女の子がヴィンテージアイテムを日常的に取り入れるって、よほどおしゃれな子か、服飾に興味がある子か、あまり一般的ではないと思うのだけど、セカンドハンドが根付いてるお国柄、割に普通に取り入れてるのでしょうか。

オールドタッチ。蚤の市みたい


店内は本当に蚤の市のようで、布やら小物やらいっぱい。部屋の仕切りに垂らせるレースがあれば欲しいなと思っていたのだけど、大きさが程よいレースはちょっと状態が良くなかったので諦める。レジ前にぎっしり並ぶヘッドアクセから、ラインストーンのヘアピンを購入。このお店、この旅で初めて現金のみでびっくり。少し持っていたユーロで支払えた。
駅へ戻る。この辺は観光客はあまりいなくて、地元の人の街という感じ。パン屋さん、カフェ、化粧品屋さんなど並ぶ。
地下鉄で中央駅へ。イリス・ハントベルクへ寄って、木の靴べらと、母へのお土産の櫛を購入。櫛って日本でなかなか見かけなかったんだけれど、スウェーデンで出会えて良かった。というか、日本ではほぼ全てネットショッピングで、実店舗を見て回ることがなくなったな…。

へとへとになってホテルに戻る。スーパーに行くのも面倒で、フロントでお水を買う。優しい年配の女性スタッフに『ストックホルムは初めて?』『ミュージアムは行った?』と聞かれる。
『いいえ、行ってません』
『?(不思議そう)』
(ミュージアム…。この旅の目的はアアルトの家、ローゼンダール庭園、お買い物、カフェ。ミュージアム、一回も行ってないなあ。でも、普通、国立美術館とか行くよね。余力があったら行きたかったんだけど…なんか観光地を言わねば)
『ええと、セーデルマルムに行きました』
『?(まだ不思議そう)』
『ガムラスタンに行きました』
スタッフようやくにっこり。

夕ご飯は、中央駅近くのフードコートで、焼いた鶏がどんと乗っかったピリ辛ラーメンを。

鶏を乗っけたラーメン。日本にはない発想

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?