😱1…震源地に一番近い場所3.11 #1

2003年創業から経営者として。シングルマザーとして。走り続ける中おこった衝撃的出来事、または学びを得た出来事をクローズアップする形で書きます。　
そしてそこから得た気づきも。

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2010年頃から、お店スタッフ、製造スタッフに恵まれたこともあり、私は出張販売という形で全国各地に行かせていただくことが多くなりました。

2011年3月11日も仙台港の夢メッセという会場で
テレビ局主催のイベントに出店という形で参加をしました。
朝からイベントスタート。お客さんも続々と入ってきてバタバタといつものようにこなします。
スイーツは特に午後から忙しいので、さあ、これからもっと忙しくなるぞ！と思っていた矢先…14時46分、
ゴォーっーーーーーっと揺れだし、立つどころか
四つん這いにすらなれません。
転がって天井が見えた時、ぶら下がっている大きなスピーカーのようなものが大きく揺れています。これがスローモーションで見えるのです。
あー、これ落ちてきたら私下敷きになる…と客観的に
見る自分がいます。
そしてあたり一面、インディジョーンズの映画さながらの洞窟が崩れるシーンにある、ホコリが雪のように舞い、周りがよく見えません。
あー…私死ぬかもしれない。。。と呟いたのを覚えています。
そこへガードマンが、
『そこにいたら危ない！こっちに来て！』と
私を引きずって移動させてくれました。

揺れが収まった瞬間、建物の非常ベルが鳴り響き、泣く人、騒ぐ人、ガードマンがこっちから出てーと叫び
もう、騒然としています。
でも、でも、でもすごーく私は冷静。

まず揺れ収まったかどうかくらいの瞬間に
実家に電話しています。
ソフトバンクとドコモ2台持っていて
ドコモが通じたので
『私は無事…』
とだけ伝えることが出来てブチって切れてしまいました。ここから電話は一切使用できません

この安否を伝えれているだけで
家族はどれだけ安心しただろう。

と思います。

そこから外へ避難するのですが
外に出た瞬間
何も持っていないことに気づいて
中に戻ってバッグと上着を持ってきました。
これが後にナイスプレーとなるのも知らずに。

この段階で津波が来るという認識はなく
案内も建物から出て！しか聞こえなかったのですが

とにかくここから逃げたいという衝動にかられ
それも一刻も早くここから移動せねばと…
でも津波🌊とは思っていなかったのです。

そこから仲間の社長たちと車で逃げることにしました。

みんな建物から出れた時点で、すでに安心し切っていたと思います。

津波が近づいているとは知らずに、ゆっくりしている人もいたと思います。

後から考えると
そこは仙台港がすぐ目の前。

さあ早く逃げよう‼️
早く、早く、早く。

ここで問題。
出張だから土地勘なさすぎて
どの道がいいのか、わからない…

車で逃げ出す人はいっぱいいたので
その中からキレキレの運転しそうな
地元ナンバーの車を選んで、ついていきました。

もうどこを走っているかわかりません。
途中で見失ってしまい、さあここからどうする
と迷いながら走ってると、タイヤまで水が来ていました。
ここでやっと気づきます。津波が来てることに。
ヤバい、もっと高い方へ逃げなきゃ！

そこからどんどん水位が上がる
そして排水も、何もかも流れるからなのか
悪臭がすでに漂っています。

とにかく高台を目指そう
ここで5人で逃げてるのですが
この高台に逃げる！で意見はまとまったのですが

高速に乗ろう！
イオンの駐車場の高い所へ逃げよう！

と意見が出ます

えー😱ヤダ、ヤダ！理由はわからないけど
そこへ行くのはヤダ！
と私は言い張ります。
なんかイヤでした。理由もなくただイヤ感しかありません

もう1人、私の意見に賛成したこともあり
イオンあきらめ、高速あきらめ
高い方、高い方を目指していきます。
そしてその日は雪まで降りはじめました。

ここあたりまで来たら大丈夫だろう…と
その日は車中で夜を明かすことになりました。

ここで、食べ物はありません。ただ異常な興奮状態なのでお腹はこの段階では空かなかったです。
そして飲み物。
ここで、私が戻って持ってきたバッグに水が入っていた🌟これを少しずつみんなで分けて飲みます。
これだけでもありがたいになる。
トイレは外でします。野でするのは初めてですが
それでもありがたいになる。
暗い中、余震がすごくて不安になります。
電気がどこにもついてない闇の中です。
その闇の中、
昼間いたイベント会場はどうなってるんだろう。
泊まっているホテルはどうなってるんだろう。
そんなことがグルグル頭の中を駆け巡ります。
何が起きたのかをやっと少しずつ呑みこめてきたのです。

そんな不安、不安、不安しかない寒い夜を
車で過ごし、恐ろしい夜明けを迎えます
#2へ続く

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🍀現実を受け入れてサバイバル
　直感で生き延びる

🍀危機管理意識は持っておくべき
　自分の身は自分で守る