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虹ヶ咲7thライブの感想 虹ヶ咲はあったけえ

2024年10月19、20に開催された『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 7th Live! NEW TOKIMEKI LAND』の感想です。
両日現地参戦できました。

前置きとして、映画『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』(えいがさき)が9月に公開されて、熱冷めやらぬ、ほぼ一月後にライブ開催という最高のタイミング。

そして会場は虹ヶ咲の適正キャパでかつ、立地、見易さ、音響で高評価を得ているKアリーナ横浜。

始まる前から勝ち確定でした。

横浜駅からKアリーナに向かうとアロハが増えていきます。
もっとアロハ率高いと思ってましたが、みんな思い思いのグッズを身につけていました。
懐かしいものも多く、これまで大量のグッズが出ていることを思い知らされます。

開演前は虹ヶ咲アニクラの聖地? ARENA BAR7で一息つきました。



開幕はえいがさきに合わせて初手Rise UP High!もあり得ると思っていましたが、そこはいつも通り13人のアタック映像から全体曲Just Believe!でした。
Just Believe!と叫べてこちらも最初からエンジン全開でした。

そして今回の目玉のえいがさき曲。

Rise Up High!はまず衣装再現度が高くて良かったです。
かおりん自ら露出を増やしてくれたという、いつもながらキャストのやる気が高い。

小さい体で一生懸命踊ってるのがとても可愛らしかったですが、歌はしっかり歌っていました。
やはりアーティストデビューすると歌が上手くなりますね。

Daydream Mermaidも衣装再現度高かったですね。
スタッフトークで言ってた「人魚ではなく魚人」というのがすごくしっくりきました。
あの振りつけ好き。

そして何と言ってもクレーン演出です。
開演前から不思議なステージの形を見てもしや...とは思ってましたが、あかりんが宙を舞ったら声が出ました。
クレーンのアームが黒くて本当に宙に浮いてるようでした。

Cara Tesoroは何と言っても天ちゃん登場に度肝を抜かれました。
なんでいるの?!って感じで大興奮でした。

Cara Tesoroの三線は劇伴作曲家の遠藤ナオキ氏が演奏しているので、遠藤ナオキ氏が女装して出てきたのかと一瞬思いましたが、めちゃくちゃ可愛い女の子でした。

三線の音は普通にCD音源と同じに聞こえたので演奏している振りだろうと思っていましたが、三線にマイクがついていたので一部でも弾いていたのでしょうか? 裏話聞きたいです。

そしてちゅんるんの歌はいつも通り素晴らしかったです。
正直、ランティスのCDは音質が悪くてちゅんるんの歌を再現できていないと思っているので、ライブで生歌を聴けて幸せでした。本当に伸びやかな歌声でした。
ちゅんるんは早くちゃんとした音楽レーベルからソロデビューしてくれ!

そして曲の最後、ちゅんるんと天ちゃんが手を伸ばしてシンクロして終わるの最高でした。

MCでちゅんるんがCara Tesoroが難しかったと言っていて驚きました。
すごい涼しい顔してパフォーマンスしていたし、ちゅんるんには全く心配していなかったので。

今回のえいがさきの曲を私もカラオケで歌いましたが、確かにどれも難しかったです。それを踊りながら歌詞も憶えて歌うんだから本当にすごいです。


PHOENIXはほーみんの激重感情が伝わってきました。
レーザー演出も綺麗だった。

そしてえいがさきと同じくシームレスでSrallar Streamへ......

出だしの「ひとりでもひとりじゃない」からすごい気合が伝わってきました。
そしてイントロのダンス。アニメで歩夢はパキパキ踊っていて、もはや人間には再現不可能な動きじゃないかと思っていましたが、あぐぽんがしっかり再現してくれました。
ちょっとヤケクソ気味に見えましたけど(笑)

そして背景のディスプレイを使った演出も良かったです。
過去の歩夢が並ぶシーンと、分身。
あの歩夢分身はどういう意図だったのか、監督に聞いてみたいです。

えいがさきでも思いましたが、あぐぽんも歌が上手くなってて、あのダンス踊りながらあの高音を力強く歌って、本当に成長したなと思いました。

衣装もスタッフトークショーで言ってた通り、強い歩夢を表現した濃いピンクがまた似合ってました。(あみタイツも!)

そして早々にえいがさきコーナーが終わってしまって、この後何やるのかわからない未知の領域に入って行きました。

Day1、まず12人全員で元気にCDCSを歌ったなと思ったら次は虹パ!。
しかしよく見るとR3birth組は消えて9人になってるじゃないですか!

権利関係なのか演出なのか、12人verは見られないんでしょうか?
特にNSNMは全員のを観たい......


Day2はここで未ハモになってましたが、聴いてると、違うパートをハモってる人がいるじゃないですか!
QU4RTSのファンミかライブの時にパート分けして歌ってたのを9人verでもやってくれたわけです。
違うパート歌ってたのはちゅんるんでしょうか?
すごく綺麗なハーモニーでした。


ここからはアニメソロ曲のパート。

まゆちが言ってましたが、DwYがワンコーラス(ワンハーフって言うの初めて知った)だったのにpoppinがフルコーラスで驚きました。
これでお留守番組との差を少し埋めたわけです。


ココちゃんのDIVE!はビブラートを多用する歌い方がすごく特徴的で力強くて、これはせつ菜だと思いました。
今まではともりるのせつ菜に寄せようとしていた感じもありましたが、ここに来てココちゃんのせつ菜を確立したなと思いました。

クレーンに乗ったのも、せつ菜は高いところが好きそうなので解釈通りです。

そしてハイキック。すごく良いです。


サイコーハートはロングトーンやったりしてなっちゃんの肺活量がアピールされてました。
一時的なものじゃなくて本当にフィジカル強くなりました。


VIVID WORLDのお約束のレーザーは高密度のガーデンシアターが好きですが、Kアリーナでも綺麗でした。
これに関してはLevel7から全体を見渡すのも良いです。
Level7の上にもレーザーが照射されて、本当に包まれた空間でした。


夢ここはアニメ1期とか3rdライブ思い出して感無量でした。
アニメ映像と並んで観客席がスクリーンに映る演出も良かった。
ニジガク世界が一体になる瞬間でした。


そこから間髪入れず2期のアニメソロ。

EMOTIONは最初無表情なのにだんだん表情が付いてきて、最後はニッコニコになる表現がすごく良かったです。
ニッコニコのもえぴ可愛すぎる。
歌もダンスも仕上がってました。


Stars we chaseはWhoa whoa whoa......のところをコールするの驚きました。
調べたら声出しでやったのはこの間のアジアツアー上海公演だけだったんですね。
誰かが決めたわけでもないのにみんなの共通意識でコールが作られていくのが面白いです。


Future Paradeは最近えいがさきの冒頭で何度も見ていて、サビのところの振り付けが面白いと思っていたので観られて良かったです。

そして鉄板のトキラン。
コールの一体感やだんだんギアが上がってくるテンションとか、本当に最高です。


そしてニジガクアンコールレース。
生首史上最高に笑いました。

アニメとか漫画とかラジオドラマとかライブとかでネタが生まれてまたそれを拾って、ニジガクの歴史が詰まってました。

笑ってたら突然の校歌斉唱。一体感が最高に高まりました。
あやふやでも旋律聞くと歌えるという日本人に刻まれてる校歌フォーマットやべえ。
生きる意味問いかけで泣いてしまう。

からの繚乱。ほんと最高でした。
あぐぽんが「前半行くよ」で強がってたり、かおりんが「飛び立ちます!」で凄んだり、アドリブでも笑わせてもらいました。
クレーンも使って本当にカオスな空間でした。

Day1のトワイライトは好きな曲なので嬉しかったです。ほんとアニメ2期のエンディングテーマでも良かったくらい。

(フレフレは腰振り好きです)

Fly with You!!は6thから一気に評価が上がりました。
サビを合唱するのも良かったです。

そしてどこにいても君は君。
(僕だってドリーマー)とかの部分だけ合唱して良い気分でした。

終わってみれば大満足でした。

キャストの頑張りもパフォーマンスとか衣装とかいろんなところから伝わってきました。

多忙で疲れていたキャストもいたと思いますが、みんな精一杯やってくれました。

途中誰か歌声が大きすぎて音割れするところもあったと思います。(ちゅんるん?)
熱が入ってリハよりも声が出たんじゃないかと思いました。

ちなみに席は両日Level7の後ろの方でしたが、急勾配のおかげで前の人の頭も気にならずステージとモニターを見られたので良かったです。
やっぱりステージとモニターすら見られないのは辛い(幕張メッセ展示場のトラウマ......)


やっぱり虹ヶ咲はいいなあとしみじみ思いましたが、何がいいんだろうと少し考えました。

曲が盛り上がるってのはありますが、そもそも盛り上がるというのは多くの観客が盛り上がっている状態を指しており、1人では盛り上がらないわけです。

よく言われるように、コンテンツを追う理由はコンテンツ自体が好きというのはありますが、そのコミュニティに属すことで所属欲求や承認欲求が満たされるのも理由と思います。

アニメを観ること以上に、友達とそのアニメについて語る方が面白いという現象です。

虹ヶ咲に当てはめると、虹ヶ咲を好きという感情はもちろん有りますが、その虹ヶ咲コミュニティに属していることが好きなんだと思います。

そしてその虹ヶ咲コミュニティはなんでも受け入れる包容力があります。
スクスタもアニメもにじよんもちょぼらうにょぽみ先生の漫画すらも。
客がボッチだろうが、若者だろうが中年だろうが、男も女も、受け入れる懐の深さがあります。
(虹が多様性の象徴というのは偶然でしょうが)

その虹ヶ咲の包容力の核心はキャストの仲の良さだと思うんです。

結成最初は競争路線で同じグループでも敵みたいな設定がありましたが、
キャスト間の関係を築いていき、途中から入ってきたもえぴやひなきちゃんやR3BIRTHを受け入れたり、
今ではなかなか例を見ない仲良し集団になっています。
今回も仲良しオフショが大量に流れてきています。

キャストも虹ヶ咲を続けたいと思うから頑張る。
例えば今回のライブでくたくたになってる状態でのお見送り会なんて、駆け出しならまだしも、普通このクラスのキャストはやらないと思います。
でも全員揃ってお見送りやったというのは虹ヶ咲への愛、ファンへの愛だと思いました。

そんなキャスト達のキャラへの解釈を入れて作られたアニメは悪人の出てこない優しい世界。
そして劇中のスクールアイドルフェスティバルは部活も学校の垣根も超えて参加する文化祭の様なイベントになり、単にアイドルとファンという関係ではなく、みんなが参加者になりました。

そんなアニメをひっさげた3rdライブ。
私もニジガクジャージに身を包んで参加したら単に金を払っている観客ではなく、ニジガクの一員になった気がしました。
attend ではなく participate した瞬間でした。

そして迎えた今回の7thライブ。
2万人で校歌を歌った思い出は皆の胸に刻まれたと思います。

冒頭でさらっと適正キャパと書きましたが、今のご時世でキャパ2万のKアリーナを埋めたというのはすごい実績だと思います。
Day2もほぼほぼ最後列まで埋まっていました。

今も少しずつでもファンが増えている気がします。
ニジガクファンじゃない人はここまで読んでないと思いますが、
もしまだファンじゃなかったらあなたもparticipateしてみませんか?
虹ヶ咲はあったけえぞ!


最後に、このチェキエモすぎる……


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