政治・経済・社会
人は放って置いたら何を仕出かすかわかりません。
人は心が自由だからです。
自由とは束縛がないことです。したい放題のことができます。
しかし、
人の歴史を知る限りは天真爛漫で生きた人は少ないものです。
大概は何らかの束縛から逃れるために革命を起こすものです。
けれども江戸時代以前では庶民の記録はありません。
歴史の記録は政治や文化からの記録だからです。
どちらかというと庶民は扇動される側です。群衆に過ぎません。
いま政治の世界でそれが起きています。これまでは政治家同士の反乱でしたが、
山本太郎参議院議員の出現でそれが変わりました。
15年前に橋下徹元大阪府知事はその先人とも言えます。が、
彼は自民党側につきましたから、大阪都構想は失敗しました。
ところが、山本太郎参議院議員はちょっと毛色が違います。
重度身体障害者を国会議員にしました。
このことについては賛否両論いろいろあるでしょう。
彼が新党を結成したのは知っていましたし、
重度の身体障害者を国会議員にさせたことも知りました。
でも、その時は何も深く考えておりませんでした。が、
その3年後に何が起こったか、八人の国会議員が生まれました。
その時の私もさすがに驚いたものです。が、
大きな後ろ盾があるのだろうと思っていました。
でもそうではありませんでした。彼は確かに庶民の中に現れたのです。
これまでは政治家同士での革命でしたが、変わりました。
しかし、武力紛争ではありません。武力は当然法律で禁止です。
日本の政治は50%の有権者によって動いています。
けれども残り50%は棄権しています。
彼はこの棄権者の群れに石を投げたのです。
石が当たれば痛いですから、その人々は怒ります。
当然です。しかし、彼は逃げていません。
ここに相当の覚悟があり、勉強もしたようです。
表向きは弱者救済で共産党と似ています。が、
明らかに違います。その人々が人権を取り戻し、
自力で生きていく力を持たせようとしていることです。
いうなれば、憲法25条を実行しようとしていることです。
もちろんそういう力を発揮できる人は限られます。そして、
彼はその挑戦者を公募しています。
私は自民党は嫌いではありませんでした。が、自分の立場を考えれば
社会党です。民主党というどっちつかずの党も存在していました。
しかし、その裏で日本政府は裏工作をしており、
企業もそれに加担していました。日本の高度成長はその働きで、
想像以上の速さで前進したのです。そして、その頂点に達し、
いま落ち続けています。歯止めはかかっていません。
日本政府の頼みの綱はアメリカにあります。
自民党と社会党が連立し、社会党は破滅しました。
日米には同盟があります。が、対等ではありません。
日本の落日が目の前にあります。
山本太郎参議院議員はそこに歯止めをかけようと戦っています。
主権は国民にありと訴えているのです。
さて、この声がどこまで届くでしょう。
私も社会党という党を失い放浪していましたが、
自民党の今の姿はあまりにも国民無視です。
だから、私の一票はれいわ新選組に投じます。
さて、これぐらいで政権は変わるのか?目下の楽しみです。
では、本日も素敵な一日をお過ごしください。
今日もよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます😊
➿今日の一言➿
誰もが、自分というものがここにおり、
自分ではない他人があそこにいる、と思っている。
自分と他人はまったく別だと思っている。
誰もが、自分がこれこれをなす、と考える。
誰か別の人がそれをなす、と考える。
これらすべて、妄執である。
自分の心身に刺さってなかなか抜けない矢である。
これらすべて、
自他は異なったものだという観念への囚われである。
〈『ウダーナヴァルガ』第27章〉
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