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星座とギリシャ神話
占星術の『黄道12星座』はギリシャ神話ととても深い関わりがあります。
約5000年前に農業を生活の糧にしていた人々が季節の移り変わりを知る為に作られたと伝えられ、次第に神話と重ね合わせ結びついていきました。
それぞれの神話を知ることで、今までとは別の視点で12星座を感じてみてください。
第11回目は12星座の11番目の星座『水瓶座』の物語になります。

水瓶座 ♒︎ とギリシャ神話
「美少年ガニュメデス」

トロイア(現在のトルコ)に羊飼いの美しい少年ガニュメデスが住んでいました。天上から見ていたゼウスはその美しさに引き込まれ大のお気に入りに。自分の側におきたいと願います。ちょうどその頃、神々の酒宴で不老不死を与えるというお酒(ネクタル)を神々にお酌するという役目を担っていた女神が結婚をすることとなり、新しくその役目を受け持つものを探していました。ゼウスは大わしに変身し、美少年ガニュメデスを神々の神殿へと連れ去ります。何も知らず連れ去られた彼は家に戻りたいと泣きわめき、ゼウスはネクタルを注ぐ役目をお願いすると、ガニュメデスは素直に受け入れ引き受けることとなりました。突如としていなくなった息子を想い悲しんでいる両親にゼウスは彼の無事を知らせるために伝令の神ヘルメスに沢山の宝を持たせ使いに出します。そして贈り物としていつでも息子の姿を見られるように神々にネクタルを注ぐガニュメデスの姿を天に上げ水瓶座となりました。又羊飼いでもあった彼は羊たちの命を支える水を自ら生み出せる力をゼウスから与えてもらい、地上に優しく降りそそぐ雨の神ともされています。

守護星の天王星
淡い青色に輝く惑星。変革、覚醒を司ります。
ギリシャ語でウラノス、天の意味をもち宇宙そのもの、天空の神。
ギリシャ神話のクロノスの父であり、主神ゼウスのお爺ちゃんであるウラヌスは大地の神ガイヤから生まれその後ガイヤの夫となりギリシャ神話の神々の始祖となる神様です。かつて巨大な天体が天王星に衝突したために傾いたまま自転していると考えられています。

守護星の土星
そして土星も同じく関連の深い天体です。
土星の守護神クロノス。英語名サターン。
大神ゼウス、海王ポセイドン、冥王ハデスなどの主要の神々の父であり土星を司ります。哲学や思想の守護神であり、時の神でもあります。クロノスは父である天空の神ウラノスと母である大地の神ガイヤとのあいだに生まれました。父ウラノスは宇宙を支配する権力への執着心から、生まれた子供たちに地位を奪われることを恐れていました。妻のガイヤはそれを好ましく思っていなかったため、クロノスに大鎌を預けウラノスの男根を切り取り海に投げ捨てさせました。その時海に浮き立つ泡から美の女神アフロディーテが誕生したとされています。

友情を大切にし自由を愛する人
水瓶座さんは独創性があり個性的。情報の中から論理的な独自の考えや主義主張が生まれます。とても好奇心旺盛でチャレンジ精神も併せ持ち、規則や一つの価値観にとらわれることを嫌い自由な発想を大切にします。そして感性が豊かで斬新かつ革新的な思想の持ち主。個人全ての人々の平等性を大切にし、理想をかかげ夢を追うことが人生のテーマとなることも多いでしょう。同志や友達をとても大切にします。

恋愛
常識にとらわれず独特な世界観をもつ水瓶座さん。コミュニケーション能力がありとってもフレンドリー。自分の好みの惹かれるタイプは熟知していて、慎重に相手を選んでいきます。知的な人が好みなので会話上手な人に魅力を感じるでしょう。ゆっくりと距離を縮め関係性を築いていきます。一度決めたらとても愛情深く一途です。自立心が強く束縛を嫌う自由人なので一人の時間をつくることがとても大切です。

タロットカード
『THE STAR』星と紐付けられています。

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