記事④テンパイスピードの速い者が場況を制する
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初めて見たのはyoutube動画でした。
プロ麻雀の対局です。
一方からリーチが掛かれば、
他3者は手を崩しながら安全牌。
ロン牌は吸収され、リーチ者ツモれず流局。
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先制リーチした者勝ちのイス取りゲーム。
そこで必要となるのは、
誰よりも速く門前でテンパイを取る技術、
そう、牌効率です。
この記事を読めば、
牌効率とは何かが分かり、
テンパイスピードが上がることで、
先制リーチで高見の見物ができます。
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1. 牌効率
牌効率とは、
効率良く手牌を進行させていく考え方です。
例1)手が進んで2つあるリャンメンの
どちらかを落とすとき、
34と67⇒2・5待ちと5・8待ち。
場を見ると、2が2枚、5が2枚、
8が1枚それぞれ切られているとき、
34を順子にする牌は残り4枚、
67については残り5枚。
これらを受け入れ枚数と呼び、
34は受け入れ4枚、67は受け入れ5枚。
67の方が受け入れ枚数が多い
=受け入れが広いので、
67は残し、34を手牌から落とします。
これが牌効率です。
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巣鴨の連盟道場でプロ3人と
同卓しましたが、とにかく手が速い。
私セトも先制リーチしましたが、
アガりに到らず。
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実は牌効率は、
対局中に考えるものではなく、
直感をみがくものです。
ツモって直感で判断して打牌します。
考えるとしたら、長考となります。
以下を読めば、
打牌選択の根拠が分かります。
根拠を元にアウトプットを重ね、
直感をみがきましょう。
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例2)34と78の2つのリャンメンで、
2・5待ちと6・9待ち。
場に2が2枚、5が2枚、
6が1枚、9が2枚切られていて、
受け入れ枚数が、34は4枚、
78が5枚のときで、
9引きだとタンヤオが付かないケース。
牌効率の視点では34落としですが、
タンヤオを確定させたい場合、
受け入れ枚数にそれほど差がなければ、
役作りの視点から、
78落としも考えられます。
例3)24のカンチャン3待ちと
67のリャンメン5・8待ち。
場を見ると、既に切られた牌が、
3が3枚、5が1枚、8が1枚のとき、
24は受け入れ1枚、67は受け入れ6枚。
誰でも24を落とします。
しかし、まれに3を引きます。
十分有り得るのです。麻雀に正解はない。
この言葉の通りです。
なので、牌効率には
こだわり過ぎない方がいいと思います。
2. 配牌の構想力
1局の内で1番エネルギーを使うのが
配牌時です。
役満は狙っていないと達成できません。
役満の目があるかまで考えた上で
手作りの方向を定めましょう。
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上級者だからといって、
毎局テンパイが速い訳ではありません。
そこは運の要素で、局によって
配牌とツモは異なります。
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自分の手が遅い時の対処法として、
鳴きを利用することが有効です。
以下は、鳴きを利用した
テンパイスピードの上げ方です。
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門前で打つだけが麻雀ではありません。
時には鳴いて最速を目指しましょう。
以下、門前で進めるか
鳴いて仕掛けるかの目安。
2-1.門前の場合
タンヤオ+ピンフ、国士無双など
2-2.鳴くと決めるなら
ホンイツ+トイトイ、役牌+ドラ3、
タンヤオ+ドラ3など
2-3.始めは門前で進め、
手が思うように進まないなど
タイミングを見て鳴いていくスタイル。
チンイツやホンイツの染め手、
チャンタ、ジュンチャンなど
3. 牌効率の学び方
「何切る本」などで勉強しましょう。
一冊挙げておきます。
定石「何切る」301選
(著)G・ウザク (編)福地誠
記事④はここまで!
次回、記事⑤は、
「振り込むか、ベタ降りするか、
麻雀の守備力上昇講座」。
麻雀における防御力の内容となります。
記事⑤を読めば、あなたは
攻防を兼ね備えた打ち手になれます。