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トゥレット症候群とは?

 こちらも「広い意味での発達障がい」の一つとされています。

 しかしこちらも、「発達障害者支援法」の定義からは外れています。
 軽いものは「チック症」ということで、一種の「くせ」という形で片付けられることが多いからです。

 しかし、こちらも「吃音障がい」と同じくそれ自体もコミュニケーションや日常生活、社会生活の'妨げ'となっているのも事実です。

 そして、「チック症」でも1年以上続くと「トゥレット症候群」として扱われることもありますが、やはり「定義」がないがゆえに「適切な治療」「適切な支援」が難しいのは事実です。(「発達障害者支援法」の改正、「トゥレット症候群」の定義づけ、頼みます!!!)

 神経医学の世界でトゥレット症候群(チック症)は、「脳性まひ」の人たちの特性あるあるの「不随意運動(自分の意思とは無関係に体などが勝手に動いたり、声が出てしまう)」の一種として定義されています。

 大きく分けて「運動チック」と「音声チック」の2つあります。

音声チック

・(風邪などではないにかかわらず)咳払いが頻繁に出る(咳払いが頻繁に繰り返される)
・突然「あっ!!!!!」、「あ"ぁあ"ぁあ"!!!!」、「ぎゃあー!!!!」などの大声が出る(奇声)(主に子ども時代に多い)
・法律などルール上認められない単語などをうっかり出てしまう(汚言症)

運動チック

・頻繁にまばたきをする(目をぱちぱちさせる)
・頻繁に鼻をすする(主に思春期以降に多い)
・頻繫に口を開けたり曲げたりする
・頻繁に顔をしかめる
・腕をぴくぴくとする
・足をばたんとする

 そして、もしかすると「貧乏ゆすり」も「運動チック」の一つかもしれません。研究の加速をお願いします。

 これらの原因もほかの発達障がいないし、HSPスペクトラム(繊細さん)と同じく実際のところ原因不明です。繰り返しになりますが、「脳みそ」のことなので研究が進んでいないからです。

 そしてお気づきかもしれませんが、「頻繁に」というのがキーポイントで、これが1年以上続くと「トゥレット症候群」として扱われることもあります。

 繰り返しになりますが、軽いものー「チック症」で、かつ当事者である子どもないし本人が「困っている様子」がない場合は、一種の「くせ」として片付けられることが多いです。

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