障がい者向けグループホームとシェアハウス
今回は私が特に切望する「共同生活支援」についてお話します。
主に、公共の窓口などで紹介される「障がい者向けグループホーム」と「(完全民間の)シェアハウス」があります。
【障がい者向けグループホーム】
・「障害者総合支援法」という法律に基づいた「共同生活支援」事業
・(法律に基づいた事業のため)公共の窓口など自他ともに「障がい者」と認められた人たちしか入居、生活できない。(病気でも障がいでもない人たちはお断り)
・事業は各地の事情によっていろいろ
・原則、'毎日出勤'などといった「外での日中活動」を履行しないと入居、生活できない。(在宅ワークや内職は認められていない)
・原則、入居者同士など限られた場合の外出機会しかない。
・(医師の診断書などが必要だが)同棲生活も可能
・(医師の診断書や公共の窓口からの書類が必要だが)親子(ひとり親世帯)が入居、生活が可能
(ですが、上記2つについてはかなりまれなケースです)
【(完全民間の)シェアハウス】
・原則、入居者同士でルール決めなどを行うためほぼ自由。
(または、主さんのポリシーで決めていることが多いので、マッチングできるかどうかが鍵)
私個人としては、後者が断然促してほしいものです。
何度も繰り返しになりますが、HSPスペクトラム(繊細さん)は「病気でも障がいでもありません」。
前者のグループホームはあくまで、「障がい者」と公共の窓口などから認められた人たちしか入居できません。
そして、原則「外での日中活動」の履行が義務付け(?)られたグループホームでは在宅ワークや内職が認められていません。
同棲生活やひとり親世帯の親子(どちらかが障がいがあるかどちらも障がいがある)にも医師の診断書や公共の窓口などの書類が必要なため、気軽に「次のライフステージ」に進みづらいです。
福祉支援のほぼ100%が法律などに基づいた「申請制(私たち民間人が自ら公共の窓口などへ顔を出してお願いする)」だからです。
だからこそ、(完全民間の)シェアハウスには大きな可能性を秘めているのです。特に、私のような「発達障がい+HSPスペクトラム(繊細さん)」の併存当事者は結局、つらいですが家族同居か(重篤なレベルに到達したら)長期入院しか選択肢がないです。
まして、長期入院は最近の感染症の不安から難しさを帯びています。
そして何より、これだけの生活制限のあるにも関わらず障がい者向けグループホームへの入居待ちだけで何十倍もの倍率があるようです。
「どなたか『発達障がい+HSPスペクトラム(繊細さん)』の併存当事者向けの、あるいはHSPスペクトラム(繊細さん)に特化した(完全民間の)シェアハウスによる共同生活支援事業を始める人はいませんか?」
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