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小1プロブレムとは?

さて、今回は小学校入学後あるあるの「小1プロブレム」についてお話します。

 幼児期までは、園での「遊び=学び」が中心の「幼児教育(保育活動)」の生活から「学校教育(授業)」が中心の「義務教育」への生活の'切り替わり'が上手くできないことを「小1プロブレム」というそうです。

 特徴としては、「パニックを頻繁に起こす」、「授業中じっと座っていられない(頻繁に脱走する)」、「話を聞けず私語(おしゃべり)が絶えない」、「いつもふざけている」、「集団行動ができない」などがあります。

 原因は複数に渡り、一つとしてはやはり「発達障がい」、「HSP(HSC)スペクトラム(繊細さん)(繊細っ子)」などの'生まれ持った脳みその特徴'が隠れている場合があります。

 繰り返しですが、これらは全て今現在'原因不明'です。

 そのほかにも、都市化、地域における地縁的つながりの希薄化、価値基準の流動化など'社会の在り方'によるものもあります。

 その根底にあるのが、昨今の「超少子高齢社会」と「超格差社会」です。

 そして繰り返しになりますが、「親ガチャ」や「二世(三世)」という言葉が流行ることは「超少子高齢社会」と「超格差社会」の根本原因が'家庭(家族)'ということに縛られているのではないでしょうか?

 特に、キリスト教(ミッション)は「家族(家庭)至上主義(家族は絶対であること)」のところもあります。欧米ではクリスマスやハロウィンなどの行事・催事は「家(家族)で過ごす」のが一般的なのも納得できますね。

 また、里親制度養子縁組などの'家族としての養育'にも欧米が積極的なのもうなづけます。

 さらに欧米は「元祖福祉国家」のお膝元、こちらもキリスト教(ミッション)の影響を色濃く受けているからこそなのかもしれません。

 最近ではインターネットの普及に伴い、こうした文化圏、思想圏の人たちの影響から「親ガチャ」や「二世(三世)」などの'家柄'を意識せざるを得ないのかもしれません。

 そして、保護者は自信をもって子育てに取り組むのが難しくなったと同時に、子育ての不安の問題や、子ども同士の交流活動自然体験の減少から子ども自身が社会性などを十分に身につけるのができないまま小学校へ上がり、精神面で不安定となり、問題行動へつながってしまうのです。

 それは、「保護者のせい」でも「教師のせい」でも、そして「子ども自身のせい」でもありません。(毒親の場合は除きます)

 ベテランの教師でさえ「学級崩壊」をまねていていることも明らかになっています。

 「小1プロブレム」は「誰でも起こることはあります」。ただその'背景(バックボーン)'として'生まれ持った脳みその特徴'が隠れている場合は、早めに専門機関へ頼りましょう。

 最近では、「幼小一貫教育」や「アプローチカリキュラム」のような「先取り活動」を取り入れてる園もあります。その一つとして、「5、6歳児のマスク着用を薦める(感染症予防のため)」、「5、6歳児の室内活動をほとんどをお絵描きなどの机に向かう活動を中心に進める(授業に近い雰囲気を作る)」などがあります。

 とは言え、問題の克服には場合によっては'年単位'の時間がかかります。

 だからこそ、「焦り」は禁物なのです。

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